馬とのコスタリカ生活で、学んでいること

今週から、日本へ一年ぶりの帰国です。なんだかこの緑のジャングルからコンクリート・ジャングル、トーキョーへ行くなんて、まったくもって信じられないけれど、美味しい和食を味わい、家族や新旧の仲間たちと心からつながり、恒例の10日間ヴィッパーサナ瞑想に行き、愛と平和を発信するワークを献身的に行なう心の準備は、ほぼ完了。今年もますます楽しみで豊かになりそうな滞在。どうか交わってください。

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5年目になるコスタリカ滞在のこの一年は、なんといっても、このことを振り返らず、書かずしては、締めくくれない。それは念願の、馬を飼いだしたこと!名前は、ナランハ(Naranja)。スペイン語で、「オレンジ」という意味で、オレンジの木がたくさん生えている場所で生まれたから、という由来。あとは「輝くようなオレンジ色」だから、ということもあるのかな。雌の馬で、現在6歳。大人しくて、優しくて、でも力強くて、聞き分けがよくて、でももちろんムードがあったり、ツンツンしたり。人間と同じようないろいろな感情や表情を豊かに出してくれる、ナランハちゃんです。地元のおじさんから、10万円ほどで譲っていただきました。

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飼い出したのは、2018年3月11日。なんと「車が壊れたから、そのかわりに」っていう理由だったんです!以前から「馬で移動する生活なんていいなぁ〜」って夢みてたってのもあったのだけど、現実的に足がなくなった時に、「これはほんとにやりたいことやるべきタイミングだ」と思ったんです。周囲は「馬のこと知らないのに、できるはずない」「大変だ」「車以上にお金がかかる」とか忠告してくれたんだけど、猪突猛進型の私は、もう直感に従うしかなかったですね。震災から7年。私らしい暮らしへ近づいていく、決着のつけ方、覚悟の決め方だったのかもしれない。コスタリカに来て、車を所有するっていうのが、なんだかしっくりこなかったし。(また来季は、買うかもしれないけれど、コスタリカで暮らしている間は、馬の生活をとにかく満喫したい心構え)

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敷地内に馬が歩き回れる場所と簡素な小屋を建てて始まった、右も左もよく分からない馬との共存生活。いやぁー、最初はもう大変で泣きそうでした!なんせ馬の習性も良く知らないし、お金は思った以上にかかるし、ナランハもこちらを見透かしているし、初日に海で足を踏まれて松葉杖という、大怪我もするし(泣)。地元の人たちやまわりの馬の達人たちのあたたかいサポートがなかったら、早々と諦めていたかもしれません。

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それでも学校のバス停まで朝、娘が乗っていったり、友達が遊びに来ては隣の川に水遊びに出かけたり、少しずつ馬がいる生活に慣れてきて、生活が馬ペース?にシフトしていったような気がします。

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馬はね、人の心が分かるというけれど、本当なんです。安心しているのか、怖いのか。自信があるのか、不安なのか。元気いっぱいなのか、そうじゃないのか。決まってるのか、迷ってるのか。集中してるのか、気が散ってるのか。優しいのか、いじわるしようしてるのか。全部、お見通しなんですね。だから馬と接する時は、常にベスト・バージョンの自分で臨まなければならない。鍛えられます(笑)。

気高く、強く、誇りを持ち、リーダーである存在感を醸し出し、だけど優しく思いやりを持ち、芯を強く持っているのだけれど、状況に常に柔軟に。落ち着いた観察眼を持ち、堂々とした自分でいられるのか。ナランハと接する時は、常に自分の内面をチェックしている気がします。だから人間として大切なクオリティーが、自分の中でどんどん育てられる感じ。そして馬に乗っている時も、そうでない時も、確固たる自分が出来上がってくる気がします。いやぁー馬に育てられるとは思わなかったなぁー!

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何より生活が変わったのは、これ!これがほぼ毎日の私の通勤路です。交通渋滞なし、排気ガスなし、満員電車なし(笑)。もう満面の笑みで、ジャングルを、そして海辺をかけて、ヨガのスタジオに行き、ヨガを教えて、また戻ってくる。車で行けば10分。馬で行けば30分。確かに時間はかかるけれどね、それ以上の何倍もの、何十倍もの、喜びと豊かさがそこにはあるのです。

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そして馬に乗っている時の姿勢。重心を低く落とし、馬とつながって、地球の核とつながって、丹田に力を入れ、上半身は軽くすーっと天に伸ばすように持ち上げる。目線は、行く方向を力強く、でもやわらかく、ぶらさずに、でも柔軟に見据える。これを乗馬丹田瞑想と名付けています(笑)。こうしていると、呼吸で馬とコミュニケーションできるようになってくるから、不思議です。全部、命やバイブレーションやエネルギーがつながる、ということが本当に体験として理解できるのです。

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娘も乗馬のクラスに毎週通い、何かと馬と一緒の生活。学校から帰ってくると、二人で海にナランハを連れて散歩にいったりと楽しんでいたのだけれど、11歳には馬のような大きな動物の面倒を毎日みる責任が重かったのか、最近はちょっと馬生活はブレイク中。それもまぁ、物事の流れで仕方ないとして、今は、母は一人で馬暮らしを楽しむようにしています。

 でもきっとこうやって、母が諦めず、失敗を繰り返しながらも、毎日、ナランハの面倒を見ている姿は、娘にとって大切な学びをもたらしているんだろうなぁ〜と思わずには、いられません。

でもきっとこうやって、母が諦めず、失敗を繰り返しながらも、毎日、ナランハの面倒を見ている姿は、娘にとって大切な学びをもたらしているんだろうなぁ〜と思わずには、いられません。

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4ヶ月で、大切なことを教えてくれている馬ナランハとの生活。自分が自分であることを主張すること、でも謙虚で思いやりを持って接すること。常に冷静に観察し、状況を見極め、物事に動じず、的確に判断すること。命のつながりを信じて、自分を信じて、人生を謳歌すること。まだまだ初心者だけれど、これからも謙虚な気持ちで、この大きな動物と深い絆を築いていきたい。とりあえず馬との生活、第1期は無事に豊かに終了です。

このサイトもとても参考になる Being with Horses

 ナランハもだいぶ、私のことを認めてくれて、つながりを感じてくれ出した。

ナランハもだいぶ、私のことを認めてくれて、つながりを感じてくれ出した。

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つながりに感謝、ナランハに感謝、自分の内なる勇気と努力に感謝。5年目を終えたますます豊かになるコスタリカ生活。全てに感謝して、エネルギーをたくわえ、また日本でエネルギーを分かち合いに戻ります。待っていてください!

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日本に帰国中は、友達が面倒を見てくれる予定。I  will miss you Naranja!