World AIDS Day

Image053.jpg今日、12月1日はWorld AIDS Day(世界エイズデー)。東京・渋谷ではエイズをテーマにしたヒップホップ系のアーティストがオリジナルCDを発売したり、コンドームを配ったりといった動きがあったようですが、ロンドンでも多くの人が赤いリボンを胸につけて、HIV/AIDSの予防や関心を呼びかけていました。HIV/AIDSの感染者は世界でおよそ4000万人。そのうち、半分以上はサハラ以南アフリカに集中していますが、ロンドンにいると地理的にアフリカに近く、ロンドン在住のアフリカ人も多いので、HIV/AIDSのニュースを日本よりもよく耳にする気がします。

もう一つ、HIV/AIDSに関心を持たせてくれるきっかけは、一緒にフラットをシェアしている南アフリカのボボ君、31歳。(写真)今、ロンドンで一緒に勉強している仲間の一人ですが、彼は今年10月までは南アフリカのCenter for the Study of AIDS (エイズ研究センタ−)で働きながら、エイズに関する啓蒙活動のために走り回っていたそうで、毎日一回は必ず熱心にHIV/AIDSのことについて教えてくれます。

「HIV/AIDSの問題は、アフリカで一番深刻な問題だよ。南アフリカでは10人に1人がHIV/AIDS感染者。(ちなみに、AIDSはHIV(エイズウィルス)に感染して起こる病気で、HIVに感染してもすぐには発病しない。)とにかく教育や啓蒙活動が大切。僕は毎日大学とか地域コミュニティーに行って、コンドームをつけなくちゃいけないとか、検査を受けて下さいとか言って回ってるんだ。一週間のうち、3回も4回も葬式に行かなくちゃいけない生活なんて、もう嫌だよ。」とボボ君。今参加しているコースは、「環境問題」がテーマですが、アフリカではそんなことより先に(というか同時進行で)、「健康に生きる」ということが日常のテーマだ、という過酷な現状なわけです。

特にHIV/AIDS感染者が増加しているのは、インドとお隣の中国。今年は中国・胡錦濤主席がエイズ入院患者をお見舞いに行ったりと、大々的に対策強化をアピールしたそうです。日本での感染者はおよそ1000人。先進国の中では唯一、感染者数が増えている国だという恐ろしい統計も。これだけグローバル化された世界では、どんな問題も自分たちの庭でおこっている問題と捉える必要があります。HIV/AIDSの感染はほとんどが性交渉から。感染の予防も大事だし、まずは世界で起きているシビアな現状に対しての知識を一人一人が知る事だと思います。

日本ではアフリカ日本協議会というNGOが、地道にHIV/AIDS関連のニュースを発信し続けています。