リュックサック・マーケット

おちゃめなエコニュースが分かりやすいトーンで提供されている、おすすめサイトgreenzで出会ったネタ…それは「リュックサック・マーケット」。ネーミングが可愛い!と思ったら、記事を読んでみて下さいな。ようはフリーマーケットみたいなもんなんだけど、もっと気軽に誰でもがいらなくなったモノ、手作りのモノ、着なくなった古着、読まなくなった本などなどをカバンにつめて持ってきて、パッとお店を開いちゃう!という企画。あげても良し、販売しても良し。海外でも流行ってるようなのだけど、日本だと神戸の摩耶山で定期的に行なわれているみたい。問い合わせてみたところ、「最初は出店も少なかったけれど、今では多いときは80店舗ぐらい。のんびりした雰囲気で良いですよ〜。もう常連さんもいたりして。運営がラクチンなのも続く秘訣」ですと。

鎌倉でも是非やりたいねーと話しているので、うまく行けば秋頃に実現できそう。なんだか江戸時代の「市(イチ)」みたいな雰囲気って良いじゃないですか。物々交換とかお金が介在しない地域の在り方。わいわいガヤガヤおしゃべりも弾むし。「なんでも修理屋」とか「なんでも作ります屋」も市に顔出してたりして。そのうち鎌倉一体が貨幣フリーで生活できちゃうかも、なんて夢見ちゃいます。

少し前からやっている「古着の交換会(xChange)」も、本当にみなさん楽しんでくれて盛り上がっているんですけど(4月にはまた2カ所で開催予定!)、私ってつくづくこういう「新しい試み」とか「仕組み」が好きなんだなぁと思います。「それがどうエコであるか」という以前に、「今までとは違うモノやお金の流れ」を本能的に求めているし、それが小さな規模でも実現できた時に心地よさを感じるのだと思う。

なんか最近はもう「環境問題やってます」とか「エコ系です」とかではなく、「新しい社会をデザインしています」と言ったほうが自分としてはしっくり来る。エコロジーの観点って、いまや全ての活動に入り込んでいて当然のことだし、私たちが今直面しているチャレンジって、「環境に優しく!」とかって声高に叫ぶことで狭められてしまう想像力よりも遥かに大きな概念を含んでいると思うから。求められているのは「新しい生き方」や「新しい社会のありかた」のデザインと実践だ。

エコロジストの8月号にハッとさせられる記事があった。”The only way to avoid environmental catastrophe is to put an end to wealth, not poverty” – 環境破壊を止める唯一の方法:それは貧困をなくすことではなくて、豊かな生活を終わりにすること。このライターは”How to be free”という本の著者なのだが、「全ての家族や個人は、出来るだけ少ない給料を稼ぎ、出来るだけ少ない生活費で生活するよう心がけるべき。想像力を働かせて、毎年少ない金で質の高い生活を出来るようしてみよう。」と話している。

世の中「年収120万円時代」で格差社会だなんだって悲観的になっている人も多いみたいだけれど、ウチなんて稼ぎがそんなに多くないけれど、なんのその!な感じがする(笑)。鎌倉で私たちのような生活をしていると、ほとんどお金がかからないし、自慢じゃないけど、イロイロな意味ですごく豊かだ。この間、同じくフリーランスの友達と「フリーランスって、仕事が来ないと焦るけど、来すぎるとそれはそれで、忙しい!って愚痴りたくなるのよね〜」と笑って話していたのだけど、ワークライフバランスも最近になってようやっと自分の中で気持ちよいバランスがつかめてきた気がする。きっとそれは世間的に見たら圧倒的に仕事量が少なく、家族や育児や雑事に割いている時間が多いような気がするのだけれど、それはそれで全然良い。

ちょっと話がそれた。2月のニューヨーク・ファッション・ウィークではHIV/AIDS撲滅のチャリティーオークションにセレブが大集結して話題になっていたようだけれど、やっぱりこういうのって、なんだか偽善的に感じてしまう。もちろん何もしないよりは良いとは思うのだけれど、なんだか気休めでやっぱり本質的には何も変わらない。余裕のある人が飢餓や貧困を手助けする…というより、豊かな人たちが楽しみながら、智慧を持ち寄りながら自分たちの生活をデザインし直すのが理にかなっていると思う。だからリュックサック・マーケット!!!みなさんも是非、ご近所さん誘ってやってみてはいかがでしょう?

Stop consuming, start producing!