上海へ!子連れ旅行

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先週、娘と一緒に初冬の上海に出かけてきました。中学から大学まで一緒に過ごした親友を訪問するためです。旦那さんの仕事で、1歳になる息子さんと上海に移り住んで1年余りの彼女。駐在員の奥様ということで、お手伝いさん付きのかなりハイソな生活をしていて(駐在員では普通らしい)、私たちも快適にステイさせてもらいました。中国は今まで2回行った事があるのですが、これだけ中国が色々な意味で注目されるようになってから、また私がエコ意識をしっかり持って生活するようになってからは初めてのビジットだったので、今の中国を肌感覚で知るという意味でも大収穫の旅行でした。
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飛行機を降り立つとすぐそこには、エコロジーの看板が。3時間の飛行時間中、ずっとお利口にしていたテラは元気に走り出します。まずびっくりするのは、みんな子どもに優しいこと!話しかけてきたり、なでなでしてくれたり、飴をくれたり。今回の滞在は、移動は全てタクシーでしたが、公共交通機関では子連れだと必ず席を譲ってくれる、とブログに書いている方もいます。中国では、子どものことを「宝貝」と呼ぶそうで、まさに子どもは宝物のような扱い。レストランでもそうだし、道を歩いていてもそう。自己チューのイメージが強い中国人ですが、実は根は本当に優しいんだなぁ〜。

china03.jpg中国でやはり一番気になるのは、食の安全。農薬や鮮度が心配なので、普通のスーパーでは生鮮食品は買わないんだそうです。自分の目や鼻で確かめて市場で買うか、日本食材店で買うか、宅配サービスを利用するか(ただし値段は日本以上に高い)。中国でも食の安全に関しての意識は芽生えてきていて、オーガニック食材も手に入りやすくなってきているとか。写真は、市場で中国人相手に値切りながら果物を買う、我が友、陽子の逞しい姿!やはり日本以上に、食の安全を求めるのには労力がかかるようです。

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そして水。ヒ素など有害物質が混ざっている場合も多く、家のあらゆる蛇口には、フィルターが取り付けられていました。少し使っただけで、フィルターは真っ黒になってしまうとか…

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近くの公園までお散歩してみると…. 大気汚染はさほど気になりません。鼻くそが真っ黒になるよ!と警告されていたのだけれど、今回はそこまで出歩かなかったからか気になりませんでした。空気がキリッと冷えていたから良かったのかも。

さて歩いていると、お年寄りが集って運動している公園がありました。ここには、子ども用の遊具ではなく、老人用の運動具が何パターンも設置してあるんです。100歳近いんではないだろうか?というおばあちゃんも元気に体を動かしていました。これはナイス・アイデア!高齢化社会の日本でも取り入れたら、医療費削減にきっと役立つのでは?お年寄りも積極的に外に出てきて、ちょっとした社交場を作っているのも良いですね。

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次の日。子連れということで、お決まりの上海観光ではなく、むかったのは上海動物園!テラは動物園に行くのは初めてで、どんな反応をするかと思いきや(怖がって泣いてしまう子もいると聞いていたので)、余裕でゾウさんの歌を唱ったり、キリンを見て興奮していました(ママも大興奮)。パンダと中国トラも見れて大満足。何より広大な敷地にはほとんど人がおらず、紅葉を味わいながらゆっくりお散歩できたのが良かったです。動物園って、動物たちを囲っていて可愛そう…と思っていたんですが、少し前に上野動物園の取材をして考えを変えました。動物園には動物園の役割がある、と。そして上海の動物園も、様々な動物に出会える大都会のオアシスでした。

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日本で知り合ったスロバキア人、マテジュ
が教えているヨガ教室にも遊びに行ってきました。中国でもヨガは流行っているようで、日本並みのレッスン料にも関わらず、若い綺麗なおねーさんたちがレッスンを受けにきていました(写真はヨガの真似をするテラだけど)。しかしスタジオには携帯電話の宣伝用ポスターが貼られていたりして… 結局、ヨガもファッションや流行の一部でしかないのかなぁ〜。何でも消費されていくイケイケドンドンの現代中国文化。

そして今回、しきりに陽子ファミリーが話していたのが、上海の貧富の差。彼女達を訪れる友人たちも「上海の何が印象に残った?」と聞くと、大概このことを口にするんですって。道の左側には富裕層マンションや高級ホテルが立ち並び、右側には大スラムが…というような光景を目にしたことがある人も多いと思います。ではどうしたら良いのか?広い意味ではそれも環境問題だよね、グローバルな貨幣経済の膿みだよね、子ども達にもちゃんと現実を見せてあげようね、親として責任ある地球市民として行動しようね、などと気の置けない友人とのおしゃべりは尽きず….。お互いに子どもを授かり、こうやってまた変わらず打ち解け合える時が過ごせた、というのが何よりも嬉しい上海旅行でした。

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鎌倉に住んでいる私たちは、大都会で見るもの全てが新鮮。特に上海の高層ビルや、新しい大きな建物は圧巻でした(飛行機から見下ろした上海の街と言ったら、まさにサイバーシティー!)世界的な金融恐慌で景気は低速していると言えども、2010年の万博まで上海は昇り調子であることは間違いなさそうです。グローバル企業で働く陽子の旦那さん曰く「中国人は金のことしか考えてないからね〜」

環境意識なんてどこへやら?って感じですが、しかし例えば、上海ではどこにいってもビニール袋は有料です。なのでケチな中国人は必ずエコバック持参なんだそうです。陽子曰く、中国は決めたらやる。綺麗さっぱり方針を変える。ビニール袋もある日、突然、街から姿を消したんですって。なんていったって、共産党独裁の国ですからね….  上海市は現在GDP3%を環境配慮費用に当てているそうです。中国が本気で環境対策をする日はまだ先の話しかも知れませんが、やるとなったら早いのかもしれません。金に目のない国民性であるなら、それを逆手にとって、「エコは安い」という政策が効きそうですよね。

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何はともあれ、やっぱりどこで食べても美味しい中華料理!こればっかりは中国人に頭が下がりますよ。テラも大満足の上海ステイ。エコ事情は思った通りという感じだったけれど、何より友人が逞しく中国の地で子育てしているので安心したし、中国人のパワーを感じて、私も頑張ろう!そしてまた旅に出るぞー!と気持ちを新たにしたのでした。陽子たち家族に、謝謝!

<おまけ>
“Zeitgeist” (ドイツ語で、時代の精神)というドキュメンタリー映画、見た事がありますか?下記のリンクのように3部作からなるこの映画は、洗脳から目覚めて新しい時代の革命をおこしていこう!と呼びかけるアーティスティックな社会派フィルム。キリスト教のウソについて、911がアメリカの自作自演だったということについて、極一握りの人に支配された国際金融体制について…知っていることも知らないことも良く整理されていて、とても刺激的。咀嚼して自分の言葉で語れるようになるには時間がかかるかもしれないけれど、映画のトーンは新しい地球市民意識を持つ人たちの間の常識になりつつある世の中のモノの見方/捉え方と言えます。情報量が多くて見るのにも根気がいりますが、是非ともご覧下さい!

Part 1 キリスト教という神話

Part 2 911の欺瞞

Part 3 国際金融資本の策謀