ドキュメンタリー映像作品の情熱の行方

ここのところ、映像制作をしている友人との再会や出会いがなぜか重なっている。

映画学校で教えていた時に隣のクラスにいた松林くんが「花と兵隊」という一回目監督作品を発表したり(彼は今、東京八丈島のゴミ処理施設建設問題を追いかけたドキュメンタリーを制作中)、「チベットチベット」「雲南colorfree」を製作した太郎くんと知り合ったり、ブログメンタリーという新しいプロジェクトをはじめたgigimakiちゃんとコネクトしたり、持続不可能な林業の問題を取り上げた硬派ドキュメンタリー、「木の来た道」を完成させた三上ゆうき君と再会したり。

みんな自分のテーマをしっかり持って情熱をかけてお金をどうにかやりくりして制作していて、本当に頭が下がる。ほんとにまぁどうしてこうもタイミングが重なるんだろう、っていうぐらい映像クリエイターに囲まれている生活なのだけど、これってやっぱり何かのメッセージなのかしら?

みんなの制作意欲が飛火して、私も妊娠発覚前に始め、その後頓挫していた長編ドキュメンタリー制作熱がふつふつと高まっています。グリーンTVでは短編制作に今でも関わっているのだけれど、やっぱりずっとあたためていた長編の企画を完成させたいという思いは常に頭のどこかにあって、カメラや編集機材なども全てリニューアルしなくてはならないのだけれど、今こそエンジンをかけるタイミングなのかなぁ〜と考える今日この頃。

企画というのはBuying Powerという仮タイトルで、先進国の消費行動がいかに世界を歪んだものにしてしているかを描くもの。2006年の夏にはブダペスト、ロンドン、ベルリンなどで撮影を開始して、あと中国とアメリカとウズベキスタンと追加で絵を撮って…と構想はほぼ出来ていたのだけど、突然のテラ登場でお蔵入りだったのです。2006年夏の時点のものですが、企画書はこんな感じであって(buyingpower.pdf)、パリのUNEPにも持ち込んで好感触だったりしたんだよなぁ。

あれから3年かぁ。子育て第一フェーズが一段落した今、今だけではなくてもっと先を見る余裕が生まれたり、自分がライフワークとして残しておきたいものについてより深くイメージができるようになったり。そしてなんだか最近、20代に持っていたのに30代になってどこかに隠れていた夢や情熱や潔さや勢いや自由と言ったもんが、ふっと戻ってきた感じがして、毎日新鮮なような懐かしいような感覚で過ごしている。さぁ5月。2009年中盤戦は、どんなストーリーを紡いで行くのか?地に足をつけつつも責任ある自由を全うし、行動を通して魂を磨いていけますように!

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2006年7月、ロンドンにてJUNKY STYLINGを取材中。この時すでに妊娠5ヶ月だったのでした。信じられない!

<おまけ>
色々とリサーチ中に遭遇した面白かったサイトたち。

4 hour work week
一週間4時間しか働かなくとも豊かな生活ができるのだ!という本。随分前に、日本語でも出版されているんですね。面白そう。あらゆる環境・社会問題の解決って、小手先のことではなくって、実は働くことを見直すことだったりする。ほんとそう思います。

KIVA
Yeah! Kiva! this is the way to go! マイクロクレジットが手軽にオンラインで出来る(途上国の社会プロジェクトに対して定額融資できる)というすんばらしいサイト!

.Pepy Ride
カンボジアの村や学校をサポートしているNGO。旅行とチャリティーをつなげている所が面白い。ところで今週14日には、途上国の学校へ本を送るチャリティーイベント、Beers for Booksに行く予定@銀座。楽しみ!!!

むらあかりをゆく
日本の限界集落をまわっている友廣くんのサイト。出発前に偶然出会ったのだけれど、まぁなんと豊かな旅をしていることか!これの映像版を是非ともやってみたい。

10人の環境ヒロインたち
TreeHuggerの記事。People Treeのサフィア・ミニーさんも入っています!

みどりの小道
「小学生にエコ日記を書いてもらおう」という至ってシンプルなアイデアなのだけど、ものすごい成果をあげているようです。ヨーロッパのNGOも注目しているみたい。

・それからそれからxChange。今月号のマリクレールに取り上げて頂きました。ありがとうございます。なにげに女性誌に掲載されるのは初めてなので、嬉しい。しかも最初の方のトピックス紹介コーナーだけかと思ったら、特集記事内の「おすすめ環境サイト」みたいなところにも載っていたので二倍に嬉しい。今後の展開に期待ですぞよっ!