明日からFriends of the Earth

明日から、国際環境NGO、Friends of the Earth Japan (東京・目白)での一ヶ月半のインターン研修が始まります。今日はそのための下調べをしたりと、お家で準備作業中です。

Friends of the Earth(FoE)は、地球規模での環境問題に取り組む国際環境NGOで、本部はロンドン。世界70カ国にネットワークがある世界最大級のNGOネットワークと言われています。ロンドンにいる時も、気候変動マーチをオーガナイズしたりと、しっかりとした理論の上にたった実践的なアクションをしているNGOで精力的に活動している、という好印象を持っています。

日本支部は1980年にスタート。活動プロジェクトは、地球温暖化、森林伐採、途上国への開発金融のチェックなど。そう書くと少し固く聞こえてしまうかもしれませんが、今グローバルな規模で起きている環境問題をしっかりと受け止めて調査し、政治家や企業経営者、それに一般市民に対してそれぞれ工夫した働きかけを行なっているんです。「固いけど重要な問題を分かりやすく伝えて、アクションに変えて行くNGO」と言ったところでしょうか。頼もしい!

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その中で私が(多分)お手伝いさせて頂くプロジェクトは、北海道のすぐ北、ロシアのサハリン島で開発が計画中または進行中の「石油・天然ガス開発事業」に関わるものになるか、と。今サハリンでは、合弁会社(三菱、三井、シェルなど)が石油と天然ガスの開発工事をしたり、国際協力銀行が多額の融資をしようと計画中だそうです。でもここには鯨、オオワシなどの絶滅危惧種も生息していれば、ウニやカイやエビなどの海の幸もいます。先住民族はトナカイの飼育などをしながら自然と共生し伝統的な生活を営んでいます。エネルギー開発のために、自然や文化がどんな影響を受けてしまうのか。
FoE Japanでは、行政や企業に対してしっかりとした環境調査(アセスメント)をした上で開発を進める、あるいは計画を見直すよう働きかけているようです。私はリサーチやシンポジウム開催のお手伝いをすることになるかと思いますが、詳しくは明日行ってみて、担当者の方とお話しします。

開発と環境はとても難しい問題だと思います。サハリン沖で言えば、もちろん現地の生活や生態系は重要。でも大量エネルギー消費型社会の構造をすぐに変えることも、再生可能エネルギーにすぐにシフトすることも出来ないから、ある程度のエネルギー開発も重要…. でもやっぱりボトムラインは、生態系を守ることだと思います。そのためにFoE Japanはどんな活動を展開しているのか? All or Nothingや対立関係ではなくって、Mutual Agreement(双方の利潤を最大限に引き出す合意)をスムーズに生み出すプロセスを学びたいと思っています。


ロシア・サハリン石油 天然ガス開発

サハリン写真館

エネルギーを巡る課題と対応…. 日本は世界の全石油輸入量の約12%を輸入していて、アメリカに次ぐ世界第二位の石油輸入国。日本の石油依存度は49%、輸入依存度は100%。