オーガニックファームの "Bleu et Vert" ゲストハウス

ハワイ島の旅、中盤。Kalaniのゆみこさん宅を後にし、次の宿探し。プナ地区と呼ばれるハワイ島の南東部がすっかり気に入ったので、もうしばらくここに滞在することに。(….結局、最後までどっぷりここに居着くことになったのですが)

まずはローカルに進められた、Hedonesiaという宿へ。「エコホステル」と言うこと、それにR水素ネットワークのハルさん(チューニーさん)も住んでいた!ということもあって、遊びに行ってみました。とてもカラフルで、ヒッピーテイストの可愛いゲストハウスです。

左はコンポスト場。右側が経営者のMojo。日本にも住んだ経験のある底抜けに明るい青年。世界中旅したのち、「女性の権利を守りたい」と、自然中絶を助けるサイトも手がける社会活動家です。リスペクト。

私たちの泊まった宿はこんな可愛いお家。ジャングル・コテージという名前でした。まさにジャングルの中!

さて次の日。あまりちょくちょく滞在先を変えるのは好きじゃないのだけれど、出来れば他の所も体験してみたいし、お友達が紹介してくれていた「けいこさん」という方もお家の一部屋を開放してゲストハウスをやっているから訪ねてみよう、ということに。(megreen & nobuさん、Mahalo!)「分かりにくい場所だから迎えに行くね」とおむかえに来て下さり、舗装されていない道をどんどん進んでいくと….

ありました!”Bleu et Vert”(ブルー&グリーン)という名前のご自宅兼ゲストハウスの外観はこんな感じ。



素晴らしきお洒落なナチュラル・テイスト。そして中に入ると… またまたステキの連発!!!!圭子さんファミリーの地球と共生したライフスタイルへのこだわりが生活の隅々まで行き渡っていて、いっぺんにこの場所に恋してしまいました。圭子さんともすっかり意気投合し、旅の後半はここにお世話になることに。







娘たちのモモとサラ。メキシコ人のパパとのハーフ。日本語もできる愛らしいお転婆娘たち。テラがずっと追いかけ回してました。

“Bleu et Vert”での生活は、いちいち自然と密着していて本当に楽しいしインスパイアリング。ここは完全なるオフ・グリッド&自給自足生活。水は雨水、電気はソーラー(と一部、プロパンガス)。「午前中はまだ電気がたまってないから、利用をさける。少し工夫する。ただそれだけのこと」と圭子さん。

場所は、Pahoaという小さな街のすぐ近くという便利な立地にも関わらず、周りはジャングルに囲まれている、という好条件。そして”Milk and Honey Farm”というオーガニックファームの敷地内。なので周りには牛さんたちがウロウロ。牛を飼っているのは、牛乳やチーズ、それに良い堆肥を作るためだとか。

すぐ裏には、本当に美しく整備された有機農園。野菜は個人宅配やIsland Naturalなどのオーガニックスーパーに卸しているそう。もちろん圭子さん宅にも、スーパー新鮮で味の濃いお野菜が毎週、届きます。酪農と農園は、別のファミリーが手がけています。

トイレもすごい!まずおしっこは、草むらでする。裸足で歩いていって、どこでも好きな所で。切れ布を持って行ってふくときもあれば、全然ふかないことも。少々のことは気にしない。朝起きると、サラが裸で草むらにうずくまっていたりするのには本当に驚いた!素晴らしき野生児。極めつけは、こぎれいなコンポストトイレ。ウンチをするとあっという間に虫たちが食べてくれる。トイレットペーパーも使いたくないから、ペーパーのかわりになる葉っぱを育てているという圭子さん。「色んな種類があるのよ。この葉っぱなんて、すごくふさふさで上質なトイレットペーパーでしょ?」

圭子さんは、庭先であらゆる野菜やお花たちも育てている。長年アメリカのオールド・ヒッピーコミュニティーで生活もしていた筋金入りの圭子さん。知る人ぞ知る、seikaさんの元彼女だ。自給自足生活のこと、薬草のこと、ローフードのこと、自然とともに生きる知恵のことを本当に良く知っている。それを惜しみなく楽しそうに話してくれて、ただここで生活しているだけで大きな学び&喜びだ。どこまでもハードコアなんだけど、どこまでもエレガント。生活のお手本!とも言える大好きなお姉様。そして何でも自分でやるから、とっても働き者。


圭子さんファミリーは、去年4月にバークレーからここに引っ越して来たばかり。まだハワイ島に住み始めて1年とは思えないほど、地区の人たちとつながり、事情を良くご存知。それも彼女のビジョンとミッションがしっかりしているからこそ。「島は仕事がないからね。憧れだけ抱いてやってきては、数年経たないうちに去って行ったヒッピーたちに、島の人たちはこりごりしている。夢があるんだったら、一歩ずつでも形にして行かないと。少しずつ動いて行けば、地元の人たちも、こいつはやるな、って信頼してくれる。」ビジョンも行動力も経験も備わっている、素晴らしいパワフル・ウーマン!

圭子さんの夢をこうだ。ここを発展させて様々な人たちが訪れ、出会い、触発し合うようなディープな生活体験ができるエコビレッジにしたい。自然の精霊たちと交信できるようなエコビレッジ。「潜在意識で眠っているDNAを呼び覚ましたいの。」そのためには、まずは井戸を掘って池を作り水を貯える。そして目の前に手つかずになった土地の所有者を突きとめ、出来れば購入する。そこに進化型のツリーハウスや、アーティストが滞在できたりワークショップが出来るような小屋を建てる。私たちが滞在していた間中、色々な人とその話をして、積極的に情報収集をしていた。「でも無理はしない。宇宙とのコラボレーションだから。」

さてさて母がゲルソン癌療法のコーヒーエネマを試している間に、テラはウクレレをひいてご機嫌。

オーガニックフルーツの朝食を頂いたり

庭の大きな木で遊んだり

圭子さんが逞しく、ココナッツをわってくれたり、娘たちがとれたて野菜を洗ってくれたり。ここでは何気ない生活の一こまずつが、いちいち丁寧で、美しく輝いていて楽しい。細胞が生き生きと蘇り、五感が冴えてくるのが実感できる。サティシュ・クマールも言ってたっけ。「暮らしを芸術にしよう」、って。生活の全てのものがどこからやって来て、どこへやって行くのか。つまり、どんな風に循環しているのか。それがはっきり描けると、人間はなんて安定して豊かな気持ちで生きられるんだろう。

“Bleu et Vert”はフランス語で、青と緑。宇宙から見た、地球の色だ。地球と共存する未来型の暮らしを体感し、数々のインスピレーションをそれぞれの住む土地に持ち帰ることが出来るような村、生きることの原点を体感できる村を構想して、圭子さんの夢はハワイ島で深まり広まっている。今のところ”Bleu et Vert”は選ばれた人だけが呼ばれる場所。興味のある方は、圭子さんのブログをのぞいてみて下さい。不定期で更新されてます。圭子さんのプロジェクト、Be Greenのウェブサイトもリニューアル中とのことで楽しみ!

そんなわけで、私ももちろん「ハワイ島に住みたい!」「おいでよkokoちゃん!」となったわけですが… 圭子さんが連れて行ってくれたディープなハワイの旅については、また改めて書くことにしまぁす。