プナ地区のサステイナブル・コミュニティー

「プナ地区には、サステナブルなコミュニティーがたくさんある」とgreenzの広美ちゃんや他の仲間たちから聞いていたので、どんな取り組みが展開されているかを知るのは、今回の旅の大きな楽しみの一つでした。結論から言うと「思っていた以上に活発でかなりエキサイティング!」そして「まだどこも始まったばかりで、可能性は無限大」ということ。(だから関わる余地はたくさんあるし、常に一緒に作って行く人材をどこも募集しています!)

プナ地区に点在しているのは、オーガニックファーム、パーマカルチャーセンター、スピリチャルリトリート、ヨガセンターなどなど。ヒッピー系もあれば、インテレクチャル系もあったり、それぞれに少しずつフレーバーこそ違えど、全体で一つの大きな生き生きとしたムーブメントが形成されていました。海のそばのジャングルで大地の恵み豊かな暮らしを体験しながら、未来のユートピアな地域のあり方を垣間みるのは、とてもインスパイアリングなひとときでした!湘南界隈も盛り上がっているけれど、ここにもパラダイスがあったのね〜!という感じ。

まず圭子さん宅がある”Milk and Honey Farm.” オーガニック農園、養蜂、牛や羊のチーズ作りなどを手がけ10年ほど。地元の人たちからも信頼されている農園です。今は、シャキーナとブリティン夫婦、それに手伝いのベンの3人で経営しているけれど、ゆくゆくは他の人も受け入れて大きくして行きたい構想。若い頃はNYで女優をしていたシャキーナは「子供が生まれて、どこで育てようかと思ったら、サステイナブル・ファームを経営する暮らしに行き着いたの。」4人の子どもたちはいつも裸。完全にローインパクト、自給自足の生活です。

私たちも牛の乳搾りに参戦!

絞り立て牛乳の美味しいことって言ったら!草しか食べていない牛なので、全く臭くなく、ゴクゴク飲みやすかったです。

Pahoaの町のすぐ近くにあるのは、“Hawaiian Sanctuary.” 毎週木曜日朝10時から、フリーのパーマカルチャーコースがある、ということでビジットすることに。ここは始まったばかりだけれど、ワーク・トレードをしに来ている人も多く、活気がありました。(プナ地区は、雨が良く降り日差しも強いので、植物ののびるスピードもアメリカ本土の10倍ぐらい。半年もするとパパイアの木も2メートルになるそう。だから畑をやったり、お花を育てる人がとても多い。)

ハワイ島固有の植物に詳しいマークが案内してくれます。「この島に昔から生息する植物だけでパーマカルチャーガーデンを作るのが夢なんだ」とマーク。Hawaiian Sanctuaryは、ヨガやメディテーションなどオルタナティブな文化の他にも、フラや神話などハワイ特有の文化を伝承していくことにフォーカスにしています。

サトウキビの植え方を教わったり、私はテラと一緒にランチを作るお手伝いをしたり。シェフはマイケルという、数ヶ月前にカルフォルニアから移り住んで来た好青年。「企業で働いてたんだけど、ジャングフードばかり食べていて病気になっちゃったんだ。気づいたらベジタリアンレストランの前にいて、それから僕の人生が変わったんだ。」一つの人生を潔く降りた者のもつ、清々しい笑顔でした。

敷地内では野豚をつかまえていました。動物たちと隣り合わせの生活も、ここではごく当然のこと。

プナで老舗のローフードコミュニティー、Pangaiaにも行ってきました。ただ80/10/10というダイエットをしているグループに売り渡してしまった直後で、トランジットの時という気配でエネルギーはあまり感じませんでした。となりのCOCOはワークショップやライブなどを行なうみんなのギャザリング・スペース。たくさんの人が口にしていた「コミュニティー同士のつながりが課題」というのは、世界中どの地域の取り組みも同じような気がします。

その他にも、新しいながら活発なパーマカルチャーコミュニティーラアケア(La’akea)、ヒッピー達のオルタナティブライフの挑戦の場Cinderlandなど、今回はビジット出来なかった場所も含めると、本当に多様な取り組みが開花しているという印象でした。「アメリカいや世界はもうおしまいだ」と悲観的な人が多かったのも事実。でも確固たるビジョンを持って集まって来ている人たちが増え続けているのも確か。KalapanaではUncle Robertという古いハワイアンのおじさまが住んでいるのだけれど、そこにここちゃんという日本人女性が最近あらわれ、古い伝統と新しいビジョンを融合して暮らしている姿も頼もしかったです。色々な人の夢が重なり合い、この土地に適したサステイナブルな暮らし方がどんな風に盛り上がって行くのか、楽しみでなりません。とにかく開墾できる土地があるのが、羨ましい〜!

そんなこんなで土と水と人とのふれ合いばかりで町とはあまり縁のない生活でしたが、それでもヒロのマーケットに、ロンブンなどのフルーツを仕入れに行ったり(地元のオーガニックの野菜や果物が格安で多種多様。ほんとにパラダイスです〜!)

欲しいものが何でもそろうオーガニック・スーパーのAbundant Lifeまで足を延ばしたり(魅力的なものがあり過ぎて、ついつい買いすぎてしまう)

ある晩には、フラダンスの教室を体験させて頂いたりと、オーガニック・カルチャー・ライフを満喫した16日間でした。特別に何をしたというわけではないのだけれど、単純なことに立ち返ってみることの素晴らしさを身にしみて体験した充実の旅となりました。そして何よりも新しい友達との出会いが、旅を鮮やかに彩ってくれました。

最後、コナ側に戻る途中にWaipioに立ち寄り、




コナの町をそぞろ歩きして、ハワイ島の旅は終了。

カメハメハ大王に人質にとられ、あと一週間居残り決定のパパとテラを後にして、一足お先に鎌倉生活へと戻ります。ハワイ島はもうすぐマンゴーがとれはじめ、そして鎌倉は桜の季節ですね。ハワイ島で新しく知り合った仲間たちに訪問してもらい、日本の良さを感じてもらうのも、また楽しみです。