持続可能な鎌倉の政治しゃべり場 Vol.03

7月に行なわれる参院選挙を前に、NPOかまわ有志がプロデュースする「持続可能な鎌倉の政治 しゃべり場 Vol.03」を我が家で開きました。衆議院と参議院の違いって?なんていう基本的な国政の話から、鎌倉を持続可能な町にしていくための政策を作るには?といった実践的な方法論まで、出るわ出るわ、参加者の経験とアイデア!いつもながら美味しい一品持ちよりの夕飯を囲みながら、国会議員の秘書さんも町の議員さんも一緒に話ができる、なかなかない有意義な機会でしたので、簡単にご報告。

出席者は、某国会議員の秘書さんで、日本の未来設計図を描く男!(と名刺にある)小林さん、鎌倉市民フォーラムの増田さん、鎌倉市議会議員で
「神奈川ネットワーク運動」(神奈川県のローカルパーティー)の石川敦子さん、ナマケモノ倶楽部の田村さん他、かまわの里美ちゃん、ちひろちゃん、義信くん、宇治さん、koko、yellow、ふえりこ、へいちゃん、おさむ君の13名。

まず主催者の一人、義信くんからのキックオフ・レクチャーがありました。以後、メモ書きです。

◯ 衆議院と参議院の違いは?

衆議院は480人、任期は4年(解散もあり得る)。参議院は242人、任期は6年。

なんか衆議院議員の方が偉いっていうイメージがない?という問いに、予算承認が出来るか否かだけで、そんなにかわりはない。任期が長いから参議院議員になりたい、という人もいますよ。とのこと。(by 小林さん)

びっくりするのが、国会議員の給料!!!
一人当たり、一律年間2100万+月100万(文書通品費なるもの) グロスで年間3300万円もらっていると!それプラス政党助成金も出る!公設秘書は(3人まで雇える)政策秘書800万円、第一秘書700万円、第二秘書500万円。施設秘書をやとってもいい。

ちなみに鎌倉市議は月々478000円。でも議員年金を月々7万9000円も払わないといけない。

供託金は世界一高い!公職選挙法で決まっている。小選挙区(47ブロック)は300万円、比例区(全国一区)は600万円!これが政治への遠さになっているという指摘も。

◯ アンポについて

「基地はいらない」というのは共通認識では。でも国政では目の前の事でいっぱいいっぱいなので、憲法25条(生存権)に関わることなど、自治体レベルで提案もしていける。少しずつ。鎌倉だって、横須賀があるわけだし。

アンポになぜこだわるか?それは基地問題だけではなく、教育、介護、教育にも関わり、経済協定でもあるから。1960年に発行。10条ある。例えば2条は、自由主義経済の強化に関係する。貿易自由化。大店舗緩和。小泉改革につながる。暮らしのいろんな場面で、アンポは深い関わりがある。

…..という義信くんのお話でした。うーん、なるほどー知らないことばかり。ありがとう。

その後、フリートーク

武田の動物実験施設について、電磁波の問題についてなどなど。環境社会によるところの合意形成が必要!という意見も。

◯ 松尾市長になってどう?

国政議員よりも、その町では、市長が大統領。市長は市民に直接選ばれた、鎌倉市のトップだし、出来る事は大きい。国政の政治家なんて、一年目は政策なんて出来ない。ずっと選挙。

松尾市長は勉強はしているし、夢はある。市長はすごくピュアだからチャンス。(twitterでも活発につぶやいていますよ)ただ市制130周年むかえるだけあって、市役所の職員の意識や体質が非常に古いので、なかなか進まない。28人の市議のうち、松尾市長に確実に支持を表明しているのは5人。

とにかく官僚がキモ。実動部隊は官僚。特に法律に関する知識はすごい!いいこと考えたと思って話しても、こういうことでダメじゃないかと突っ込まれてしまうことが多い…。新しいことが出来にくい。もちろん意気揚々とした職員もいる。そういう人とは一緒にやっていけるんだが….

そして市職員の給与は日本一!職員の平均年齢は44.6歳。それで518906円!例えば横浜市は、平均年齢43.1歳で、473441円、逗子市は43.7歳で479555円、藤沢市は40.3歳で、469618円。

役人のワールドカフェとかって良いんじゃないか?いわゆる役人の箱の中だけで議論するのではなく、上司と部下という垣根を越えて、政策を実現できるかを考えていけたらいいのでは?岩手県葛巻町もそういうことをしている。抜本的な改革が必要!鎌倉だけは、こんな素敵な街作りをしている!ということが誇れる世界遺産にしたい。

例えば、海の家も合成洗剤が垂れ流し。これを禁止してみるとか。オーストラリアでペットボトル入りミネラル・ウォーターを禁止した町もある。

◯ ゴミゼロについて

高齢化率が高いので、ゴミの処理が一人で出来ない人は多い。ゴミゼロは夢はあるのだけれど、現実的に言うと、山崎のバイオマス施設は環境に配慮しているし、大切では。あと3年で今泉は止まってしまう。by 石川敦子さん

でもメタンガスは数%だけだし、効率的ではないのではないか。キエーロは大地とつながるし、楽しい!環境と経済のどちらを優先させるかの大命題を考える時では。流通を変えるような抜本的な改革が必要。ペットボトル禁止とか、自動販売機禁止とか。by かまわ

生ゴミを有料にする、葉山のように推進専属職員をつける、モデル地区を作る。量り売りや包装ゴミを出さない店を作ることも大事。小田急の鵠沼海岸駅は、協定などもあって、取り組みがある….など出来る事はたくさんある。作戦会議をしましょう!

◯ その他コメントとして

「どうなんだろう?」と思った時には相談できるmy議員がいると良いよね。
「議員と友達になろう!」myはし、myバッグの次は、my議員!

◯ 法律や条例が問題だが、これを変えられるのは政治家。

◯ 緑の党がないのは、二大政党で少数派の党は受かりにくいから。
ヨーロッパは福祉国家で、社民党が盛り上がっている。
公職選挙法では「選挙中は、新しい文書や図画を制作してはダメ。だからブログもtwitterもダメ!」
昔作られた法律だから、今に当てはめるのはおかしい!

….などなどなど、まぁいろんな話が飛び出し、書ききれていないこともいっぱいだけど、個人的には現職の町の議員さんとか、国会議員秘書さんも来てくれて、とても面白かった。

そもそもそんな方と日常的に一緒にご飯食べたりする機会なんて、ほとんどない。でも話してみると全然別の世界が垣間みれて、そこでは自分の暮らしに関係している実にイロイロなことが話し合われていて、やっぱり暮らしを豊かに抜本的に変えて行くためには、政治家や官僚と一緒に手を組んで何かやっていかなくてはならない、と言うことも見えてくる。もちろん彼ら任せでは全然ダメで、自分たちで説得力のある事例を作ることも大切なのだけど。

あと思ったのは、「かまわのみなさんは、すごく優しいんですね」と今日も言われたけれど、かまわはあまり敵を作らない。武田の動物実験施設にしても、どういうことだー!と問い正すのではなくて、一緒に解を見つけて行くというのが、かまわのスタンス!というわけではないのだけど、(かまわだって多種多様の人たちの集まりだから)、だれを支持するとか、だれに反対とか、あんまりそういう戦いの議論はない。政局争いみたいなことをしていると疲れちゃうし、本末転倒。NO!と言うのではなく、YES! 何に向かってみんなでやっていかなくてはならないのか。それに向かってどう協力体制を作って行けば良いのか。これまでの政治家や官僚もそうだし、街作りの運動には、欠けているすごく大切な視点だなぁと改めて思いました。

さて。参議院議員選挙を前に、7月4日には、マエキタミヤコさんをお呼びして「鎌倉の政治をエコシフトする5つの方法(仮称)」を鎌倉で開催します。午後6時から、長谷公会堂にて。とにかく政治のことってあんまり知らないよね、身近に感じられないよね、ざっくばらんに集まって政治のことを話したいよね、という方から、議員さんや、首長や、参院選立候補している方から、誰でもウェルカムです。詳細はかまわのサイトで後日、お知らせします!