今夏のハイライト、尾瀬トリップ

今日の最高気温は26℃ですって。やっと暑い夏が終わった感じですね。ふ〜、今年は長かった。夏好きの私でも「もういいよー」と言いたくなるような、うだる暑さの連続。でも涼しくなればなったで、あぁアツいアツいと言うのも、あと1年後かぁ、と思うと、すでに夏が恋しくなっている。ゲンキンなもんです。

今年の夏のハイライト。それは、尾瀬へのハイキング旅行でした。

はじめていったんです、尾瀬。新宿からバスで4時間。山に入って行くと、そこはもう別世界。先人たちが命をかけて守って来た豊かな自然が、ひっそりと息づいている感じ。ワイルドというより、感じるのは、はかなさ。




びっくりするのは、ゴミが一つも落ちていない!ゴミ箱が一つもない!ゴミ箱を撤去したのは1972年。ゴミ問題に悩み、逆転の発送で、ゴミ箱を全て撤去したとか。ゴミ持ち帰り運動の元祖が、ここ。

今でも、すぐそこにクマがいる。人間はお邪魔させてもらっている。だから鐘を鳴らして、気をつけて歩くのです。テラも山小屋までの上り道、6キロ歩ききりました。子どもの成長にとても大切な、達成感を味わったようです。

旅のお宿は、長蔵小屋一花屋の女将ふえりこさんが以前働いていて、ふるさとのように大事にしているところ、ということで、連れてってもらいました。平野長蔵さんは、ダム建設に反対。そして長蔵さんの子孫の長靖さんは、車道の建設に反対と、これまで家族で尾瀬を守り抜いて来た、という長い歴史を学びました。

とても快適なステイで、子供たちも最初から、この通りのくつろぎっぷり。

古布で作った生活用品なども売っています。長蔵小屋には、時間をかけて心をこめて行なう生活の工夫が、さりげなくいっぱいありました。ここでは石けんやシャンプーも、使用しません。徹底して、みんなでこの環境を守っているんですね。

物資は今でも、週2回、ヘリコプターが届けてくれるんです!あとは「歩荷(ぼっか)」さんと呼ばれる人たちが、100キロ以上の荷物を持って、山を上り下りするんですって!車がないと不便。でも車がないからこそ、守られている文化と自然があります。

2日目は、尾瀬沼のまわりをゆっくりお散歩。
なぜか「ここはアイルランド?それともカナダ?」の錯覚にとらわれてしまう私。日本じゃないような雄大な自然。日本にもこんなにいいところがあったのね、と再発見。


コロンビアに提供して頂いたウェアやグッズが大活躍。山ガール気分?

3日目は、早起きして、燧ガ岳(ひうちがたけ)へ。2800メートル。
東北で一番高い山だそうです。
早朝のひんやりとした空気が、実に気持ちいい!



高山植物の見頃のシーズンではなかったので、観光客も少なく、とても快適。ふえりこファミリー&フレンズ、長蔵さんファミリー、本当にありがとう。先人たちの、この場所にかける愛情をひしひしと感じ、心に深く残る尾瀬トリップでした。下界に降りて来ても尾瀬の暮しを思い出しながら、一つ一つのことに丁寧に向き合い、自然とよりそって暮らして行きたいと思います。

今ごろは尾瀬もだいぶ冷え込み、厳しい冬に向かっているんでしょうね。
どうぞご自愛下さい。

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