Survival in the Jungle

今は、フランス人4人、アメリカ人1人、日本人4人、台湾人2人、タイ人1人、合計12人がステイしているタコメパイです。毎日なにかしらの、生活に密着したお仕事やらボランティア・ワークに従事しながら、みんなで料理したりお掃除したり、「大人の学校」のような場所で共同生活をしています。今日は毎週木曜日恒例の「バンブーワークショップ」、別名「サバイバル術を身につけるコース」の日!みんなで近くの森深くまで分け行ってきました。

率いるのは、大将のサンドット。そしてPi Joe (ピジョー)。タコメパイに住み込みで働いている、なんでも作れちゃう気の優しいお兄さんです。英語は片言だけだけど(そして私のタイ語も片言なのだけど)、心は通じます。

ピジョーがジャングルの生活に慣れているのは、それもそのはず、彼は5年前まで3年間ほどジャングルでの生活を強いられていたから。ピジョーと家族は少数民族に属していて、当時のミャンマー政権から逃げ出し、都会の生活に同化させられるところを拒否して森の中でさまよって生活していました。見つかると殺されるという恐怖の中、森にあるものを採取し、見つからないように煙を出さずに料理し、何人かの家族は鉄砲で打たれて死んで行く中、なんとか生き延びて来た、、、というそれはそれはちょっと信じがたいような壮絶な体験をしてきました。まさに何も持たずに自然の中で最大限工夫して生活する術を、全て兼ね備えているサバイバル生活の達人です。

例えばこの木の皮。「こうやって引き裂くと、丈夫なロープとして利用できる」

「この葉は、石けんやシャンプーになる。ほら、こすると泡が出るでしょ?」

「この葉は、たっぷりのビタミン剤。栄養補給にいいよ」

「この木の皮はアクが強くて、噛むと口の中の掃除が出来るね」

森の多様な植生を学びながら、いちいち感動しながら、森の道なき道を分け入って歩く事1時間、、、。気分はまさしくジャングル探検家。どこまで行くんだろう?と思いながら、大人も子どももへとへとになりながら歩き続けると、、、

秘密の滝に到着!早速ジャンプ!さいこうぅぅぅ!ここまで来た甲斐があったぁ〜

さてここに腰を落ち着かせて、竹で身の回りのものを作るワークショップの開始。まずはナタの使い方や竹の特性などについてお話を聞きます。

早速、制作開始!

怪我しちゃっても、この通り。草木の知恵を身につけていれば、慌てることは何もなし。

フランスから来たメーガンちゃんは、若干18歳。ここに一ヶ月半ほどステイする予定。つい最近、Myナタをゲットしたばかり。苦戦中!

そうこうしている間に、ピジョーはお昼ごはんの準備。バナナの花をむいたり、いろいろな野草をとってきたり、手際よく進めます。調理道具だって、竹や木の棒などを使えば、なんとかなっちゃうもんなんだなぁ〜。「これがないから無理」となりがちだけど、身の回りにあるものを最大限生かそうと思えば、何とかなるものです。

竹の節に穴を開けて、下には水を入れ、上にはお米を入れれば、簡単な蒸し器の出来上がり。そのまま火にかけて20分ほどで、ほくほくのご飯の出来上がり!

お皿とコップとスプーンも出来たぞ!いただきまぁーす。シンプルだけど、これ以上ないっていうぐらい美味しい、サバイバル・ランチ。

午後は、竹籠づくり。竹を細く切り裂いて紐にしたものを編み込んでいきます。この辺で雨が降って来てしまい、写真がないのが残念〜。

帰り道は、一足早く自分たちだけで帰って来て、途中、道に迷い、一瞬ほんとうにヒヤッとしました。

大人も子どもも森とのつき合い方をたっぷりと教わった一日。ピジョーのようにサバイバル生活を強いられるのは避けたいけれど、今後、もっともっと地に足着いた生活をせざるを得ない世界に生きて行くとしたら、少しはジャングルの中での生活に自信が持てるようになったかな?

この手のエコツアーは日本でもいろいろな所で企画されていると思うし、機会があればタコメパイも是非ビジットして下さい。毎週木曜日に開催していて、料金は1000円ほどです。サバイバル・イン・ザ・ジャングル!