幼稚園で野菜ばたけ、始めました

娘の通う幼稚園で、畑づくりのボランティアを始めました。

以前から「子どもと一緒に野菜づくりしたい!」と思っていたのだけど、タイに移り住んでから、毎日のように土に触り、畑を耕し、種を植える日々。ちょうど幼稚園の敷地内に、あまり管理されていない畑があり、「ぜひ好きに使って!」と学校の先生。ならば今、学んでいることを生かして「子どもたちと一緒に畑をしよう!」と思ったんです。

場所はこんなところ。一緒に住んでいるチリ人のアイザックに手伝ってもらって、まずは畑のデザイン。「デザインの基本は、まずはキッチン(または出入口)から」。どういう導線にしたら作業しやすいか、水はどこにたまりやすいか、太陽の動きはどうか、コンポストやナーサリーの適切な場所はどこかなど、複合的に考えながら、レイアウトを決めます。

子ども用なので、畑の区画は小さめにしました。歩きやすいように、道幅は少し大きめにしました。そこに籾殻を敷き詰めて、歩いても良い道だということを分かりやすくしてやります。「この黄色い道の上を歩こうね。植物のベッドの上は歩かない、というのがガーデンのルールだよ。」

「見て、ミミズ!虫がたくさんいるということは、すごく良い土だってことだね。」子供たちは何より、みんな虫たちに夢中です。

その後、ひたすら雑草ぬき、マルチングなどの作業をやりました。かぼちゃやトマトなどの苗も用意しました。25メートルプールほどの広さがあるので、まるまる二日がかりの汗だく作業!毎週金曜日のガーデニング・デーに間に合わせるために、母、頑張りました!

当日、子どもたちはどんな反応で畑に来てくれるかな?とドキドキしていたけれど、草ぼうぼうの空き地から、それなりに整理された畑に様変わりした場所は、足を踏み入れやすいようで、今まで畑に来なかった子たちも外に出てきて、みんな自由に遊び回っていました。

早速、苗や種うえ。マルチングに小さな穴をあけて、そこにそっとやさしく植えて行きます。「植えたら、上に土をかぶせて栄養をたっぷりあげると、喜ぶよ」「お野菜が育って、食べられるようになるの、楽しみだねぇ!」

何より嬉しかったのは、ウィアという4歳の女の子が、畑作業をしながら始めて笑顔を見せてくれたこと。この子は、ビルマ人難民ではかりしれない辛い経験をしてきたようで、いつも暗い顔をしているのだけど、今日ばかりは「大きく育ってね〜!」と二人で話しながら土いじりをしていたら、ニコッと最高の顔を見せてくれました!

ロシア人のダブー君と、ウクライナ人のイエバちゃん。二人はパイナップルを植えました。食べられるまでに3年間ぐらい、かかるかなぁ〜。

「Perma Pai」というパーマカルチャーの畑をやっているアメリカ人のデイビッドも来てくれて、男の子たちと、ミミズコンポストを制作。ブタの糞、残飯、枯れ草を重ねて、毎日水をかけるだけで、ミミズがたくさん出てくるんだそうです!ミミズ隊長は、オライオン君に決まり、子供たちが責任をもって面倒を見る相談をしていました。

今日、植えたのは、ほかにもトマトやかぼちゃやオクラなど。早速、先生が分かりやすいサインも作ってくれて、竹を切ってみんなで立てて、子どもの畑らしくなった!

テラは、ずっと木登りしてたけど、それはそれでOK〜!このマンゴーの木は、来年も美味しい実をたくさんつけてくれるはず。

アメリカ西海岸から始まった「エディブル・スクール・ガーデン」の動きは、全世界に広がっているようだけど、自分たちの命を支えてくれる食べ物を自分たちで育てること、どこでどんな風に食べ物ができているかを知ることは、とても大切なことだと感じます。植物のこと、虫のこと、土の科学、水や太陽の恵み、命の神秘について、肌で感じ学びながら、仲間たちと一緒に何かを育てる喜びや達成感を味わう。親や先生や地域の人たちが協力しながら、こういう試みがもっと広がったらいいと思うし、日本の学校でも、小さなスペースからでも始められると思います。スタートしたばかりだけれど、子どもたちの興味をひきたてるように工夫しながら、これから一緒に大きく育てていけるといいなぁ!