スリランカ3(内陸部)

スリランカの旅の後半は、海辺を離れヤラ国立公園でサファリを楽しんだ後、 内陸部のヒル・カントリーと呼ばれるエリアへ。

標高1500メートルの山岳地帯で 一気に涼しく、爽やかでとても過ごしやすい。 本当に多彩な自然と雰囲気を味わわせてくれる 懐の深い国、スリランカ。

エラ(Ella)という街で泊まったAmbientというコテージからの 眺めと朝日が最高でした。

早起きしてヨガして、散歩して。ただただゆっくりです。

今回は、パーマカルチャーや持続可能な農業 (Sarvodayaと呼ばれるガンジーの教えを基調とした草の根農民運動) に触れるチャンスはあまりなかったけれど、 手入れが行き届いた慎ましい畑、 身の丈にあった暮らしをしている人たちの美しい姿が ビビッドに記憶に残っています。

EllaからKandyに向かう5時間のゆっくり鉄道の旅。 小規模の紅茶プランテーション、畑、田んぼ、人々の暮らし、、、 景色が圧巻!

親日派でとても優しいスリランカ人。 日本に行った事もある人が多く 流暢な日本語で話しかけて来る人も多いので驚きます。 鉄道の中では、DJの若者と仲良くなり、 テラはずっと遊んでもらってました。

世界一美しい街とも呼び声の高いKandyから足をのばして 象の孤児院に行きました。 こんな大きな生き物が、少し前まではジャングルの中で生息していたんだ、、 でもものすごい勢いで森林が伐採されていて、行き場を失っているんだ、、、 スリランカはジャングルのようなワイルドな自然がすぐそばでまだ息づいていて 少し前までの地球のそのままの様子にイマジネーションを馳せやすい国。

国民の70%が仏教徒ということで、タイのような雰囲気を期待していたのですが それほど仏教が日々の生活に入り込んでいる感じはなく どことなくヒンドゥー教と仏教が奇妙に混じり合っている感じ。

それでもインドとは似て非なる独自の文化があり、 人々はより温厚で、優しく、独自のゆったりとした時間を 楽しんで生きています。 GDPは世界平均の25%と低いけれど、貧しさは感じられず みんな慎ましやかな暮らしを楽しんでいる印象でした。

16世紀からは、ポルトガル、オランダ、イギリスと いろいろな国がやってきて植民地化してきたけれど、 そのもっと昔、訪れたムスリム商人は、この島を Serendib セレンディブと呼んだそう。

セレンディブとは「宝石のように輝く島」という意味。 今でもスリランカは「インド洋の真珠」と呼ばれる。

そしてこのSerendibが派生して Serendibity セレンディピティーという言葉になったんだそう。 セレンディイティー、つまり偶然の幸せを発見する力。 私たちの旅も振り返れば、ハプニングと偶然と幸せに満ちあふれ、 それに気づき、つかむ旅だったような気がします。

そんなスリランかも シンハラ人とタミル人の内戦がつい4年前まで行なわれていたり、 2004年には、3万人以上の犠牲者を出した大津波を経験したり。

でもスリランカ人は過去は過去として手放し(ここら辺が仏教徒的) 今という輝かしい時を、何事にもこだわらず懸命に生きる さっぱりとした感じの良い国民だと思いました。

さてインドの影響といえば、アーユルヴェーダ。 本家本元のインドよりも、国民の生活に溶け込み、 スパなどの旅行者施設も整備されています。

いたるところに、ハーブ・スパイスガーデンと呼ばれるオーガニック農園があり 大学でナチュラル・メディスンを勉強したという男性が 丁寧に説明してくれました。

こういう知恵は、スリランカでも失われつつあるけれど 若い世代こそ関心を持って、大切に、自分達の生活に取り入れ 世界にむけて発信して行って欲しいと切に願います。

こちらはキャンダと呼ばれる、お米とハーブをつぶして作ったスムージー。 苦くて美味!今では手作りしている家庭は少なくなってきているそうですが。

街中でもアーユルヴェーダ関連の商品がたくさん販売されています。

なんだか行く前まで、全くノーマークだった国、スリランカ。 でも旅すると、その場所の解像度がぐっとあがり、リアリティーが増します。 それが旅の醍醐味。 一年ぶりの旅が、スリランカで本当に良かったな! 思いがけずそこら中に散りばめられた宝石に巡り会えた、 まさしくセレンディブな旅でした。

当たり前だが、地球は広い! ちょっと場所を変えるだけで、全く異なるカラフルな文化や自然に巡り会える。 あぁー幸せ。そんなシンプルなことをまた改めて感じられて、とても幸せ。 世界でまた大好きな場所が一つ増えて、とても幸せ。

世界中の旅行者のトラベル・ガイドブック「ロンリープラネット」は 2013年のおすすめの旅行先・トップ10に、スリランカを選んだそうですよ。

まだまだ未開拓の地。知られざる宝がたくさん眠るスリランカ。 ぜひまた偶然の幸せを発見しに、訪れたい!

- our theme song for the Sri Lanka travel -