OISCAフィジー訪問

「エコ取材トリップ」は、旅に行った先々で、環境保護や地域おこしの面白い取り組みを発掘しては取材しています。今回も南太平洋大学の先生がたに色々な研究や活動を教えてもらいましたが、その他にも現地のNGOを訪ねてきました。

訪問したのは、「OISCA (オイスカ)」のフィジープロジェクト。フィジー本島(ビチレブ島)の南の海岸線から車で20分ほど山中に入って行った、かなり奥地にあります。広々とした研修センターでは常時60人ほどの若い男女が共同生活をしながら、有機農法や大工仕事、マングローブの植林、手工業など、持続的なライフスタイルの方法論を学んでいます。オイスカは今年7月に愛・地球博の地球市民村に出展していて始めて知ったのですが、日本でも老舗のかなり大きなNGOで、設立は1961年。現在、アジアを中心とした12カ国で現地の人たちに主に農業研修を行なっています。「大地と人に、もっとドラマを」というのがオイスカのテーマなんですって。日本の研修センターは浜松にあります。

丁寧に説明して下さったのは、日本人の郡司さんと、現地のフェリペさん。(だったかなぁ…ごめんなさい。) オイスカのフィジープロジェクトは、NYTC(National Youth Training Center)というフィジーの国の機関の研修を担っているという位置づけ。10ヶ月の大工コースと農業コースでは、ここではまだ珍しい有機農法や養豚の際の糞を堆肥にする試みを教えています。その他にも、陶芸やヤシでござを編むなどの6ヶ月の職業訓練コースもあるそうです。第一次産業の強化、環境に配慮した取り組みを基本に活動していて、すでにOB/OGが260名いるんだそうです。

mangrove01.jpgオイスカではマングローブの植林事業もしています。マングローブは豊かな生態系を保つと同時に、津波から土壌を守ったり、二酸化炭素を吸収したりするかけがえのない植物ですが、近年、開発が進むフィジーではマングローブの林が切られてしまっています。そこで、東京日動火災、TOYOTAグローバル基金、BP(イギリスの石油会社)、それに環境省などの支援をうけ、地元の人たちやボランティアの人たちと一緒にマングローブの植林を進めているんですって。

「オイスカ」の活動は、フィジーでは結構知られていて、「オイスカに取材に行って来た」と言うと、多くのフィジアンが「それは良かったね!」と喜んでくれました。今回は事前リサーチだったけれど、また今度、フィジーを訪問した際には彼らの取り組みを映像取材したいな、と思いました。半自給自足の生活を保とうと頑張っているフィジーの人たちをどんどん応援したい!