各地で進む新エネルギー革命

「バイオエタノール」って聞いたことがありますか?

石油などの化石燃料に変わるエネルギー源として、いろいろな自然エネルギーの開発や実用が進んでいますが、バイオエタノールもそのうちの一つ。バイオエタノールは、サトウキビやトウモコロシなどの植物から作られる環境に優しい新燃料なのです。

バイオエタノール先進国と言えば、ブラジルが有名。なんとブラジルでは既に国内を走る自動車の15%がバイオエタノール燃料で走っています。ブラジルでは30年前のオイルショックの時、「国家アルコール政策」を発表して、石油に依存しないエネルギー体質を少しずつ作ってきました。ブラジルのガソリンスタンドではバイオエタノールと石油と両方の燃料が販売され、利用者がどちらかを選択できるようになっているそうです。自動車も、ガソリンとバイオエタノール両方を入れられるフレックス車と呼ばれる車種の販売台数が延びているんですって。

先日、ブッシュ大統領が演説で「アメリカは石油中毒だ(“America is addicted to oil.”」と認めましたが、そのアメリカでもバイオエタノール燃料の実用化を目指しています。去年、ブラジルのルラ大統領が来日して小泉さんに働きかけたこともあり、日本でも、2010年までに「バイオエタノールを混合したガソリン」を普及していくことになっています。

ただブラジルから燃料を輸入するとなると、コストがかかってしまいます。じゃぁ日本でサトウキビなどを栽培して独自にバイオエタノールを作れるかというと、サトウキビは収穫まで時間がかかり、大規模な農家でないと利益が出ないという難点が。

コスト面でもなんとか折り合いをつけて、バイオエタノール革命を日本でも軌道にのせようと、アサヒビールが実験プロジェクトを始めたとういニュースが、TV番組「ガイアの夜明け」の特集「安いガソリン作れ!」〜サトウキビ畑が油田に変わる〜で取り上げられていました。

アサヒビールの研究チームは沖縄本島からほど近い伊江島で、従来の二倍以上の収穫が出来るサトウキビを開発し、砂糖とエタノールを同時に作ることで収益をあげ、バイオエタノールのコストを抑えることに成功したんですって。すでに伊江島では数台の車がこの新燃料で走行しているそうです。

将来の自然環境とビジネスとをちゃんと考て、新しい技術やサービスの開発に企業も乗り出している好事例の一つとして、面白かったです。私はビール飲まないけど、アサヒビール頑張れ!って応援したくなりました。(単純…)

自然エネルギーの開発・推進利用は各国のエネルギー政策の「本流」ともなってきた今。3月には長野県でエネルギー専門家もおすすめの講座が開かれます。しかも無料!

タイトルは「自然エネ・省エネ起業講座」。開催場所の長野県飯田市は、市民出資を全国から集めて太陽光発電書を運営しているという、「地域エネルギー起業」のフロントランナーなんですね。

政府や企業まかせではなくて、自分たちでもエネルギーを作ろう。「自分たちの住んでいるところで、エネルギーも自給自足」というのが、時代の常識になるのも近い?!