貧困をなくすマイクロファイナンス

昨日会ったアメリカ人のRon、面白いことをしてました。マイクロファイナンスのNGOを日本で立ち上げようとしてるんですって。Exciting!

マイクロファイナンスとは、「貧困層向け小規模金融サービス」のこと。貧困層の自立支援を目的に、1970年代ごろから始まった手法で、今では「貧困問題をなくす最良の方法」とも言われるほどです。仕組みはとても簡単。本来であれば、お金など借りられない貧困層にも、小規模なビジネス資金などとして融資を提供する、というもの。従来の金融サービスと何ら変わりはありません。違うのは、対象としているのが貧乏で今までお金など到底貸してもらえなかった人たちだというだけです。利子もちゃんとあることで、自分たちで資金を運用し、返済しようという責任感ややる気がわいてくるんだそうです。(返済率は普通の銀行より高い98%以上)

マイクロファイナンスは驚くほど色々な国で成果を上げ始め、今日、取引高は年間1兆円を超え、8000万人の人々の生活改善に役立っています。国連も、去年を「マイクロクレジット国際年」と号しています。それでも、ミレニアム開発目標に掲げられている「2015年までに3億人を越える貧困層を救う」という数値までは長い道のりです。

世界各国で盛り上がっているマイクロファイナンスですが、日本ではさほど大きなムーブメントにまだなっていません。シャプラニールなどのNGOで抱き合わせ的な活動しているところがある程度で、専門的にやっているところはまだないんではないでしょうか?

そこでRonの登場。彼が取りかかっているのは、パリに本部があるPlaNetFinanceという世界的なネットワークを持つマイクロファインアンスのNGOの日本支部を立ち上げること。バックアップは今のところ、100%新生銀行がしてくれてるんですって。日本の銀行もやっとこういう動きにアンテナが向き始めたんでしょうかね。

PlaNet Financeは、小口の貸し付け以外にも、政府や中央銀行などへの政策アドバイザー、金融規制についてのコミュニティ・トレーニング、MFI(Money Finance Institution)の設立なども行なっているNGO。すでにNGO登記を都庁に済ませ、スポンサーの企業周りを始めているというRon.

今、立ち上げに関わっている”Reading World”という途上国の字の読み書きが出来ない子供たちに教育の場を提供しようというプロジェクトも、マイクロファイナンスを使って現地の支援をしようという話になっています。最近、詳しく知ったこのマイクロファイナンスという手法。これからますます日本でも盛り上がっていきますように!

マイクロファイナンスに関して詳しくは:
山形浩生さんのWiredの文章は良く分かるし、面白いので、おすすめです。
ーマイクロクレジットの生みの親で、有名なバングラデシュのグラミン銀行のユヌスさんのお話はこちらです。
ー東大博士課程の大学院生のメルマガ「世界の貧困と戦う」もご参考に。