戦略的プランをたてよう

今日は、“Forum for the Future”の創設者であり、 私の尊敬するSara Parkinのレクチャー第二弾で、お題は「リーダーシップとは」というものでした。私が今参加しているこのコースの目的は大きく分けて二つあって、一つは、環境問題に対しての実践的なアクションをインターンをしながら体系的に学ぶ、そしてもう一つは、組織やプロジェクトで発揮することが望まれるリーダーシップのスキルや考え方を身につける、というもので、今日はその二つ目の「リーダーシップ」に焦点をあてたレクチャーだったわけです。

Saraは言います。「良いリーダーになるためには、自分のことを熟知していなくてはならない。(
You have to know yourself REALLY well to become a good leader.)」そしてリーダーは「戦略的プラン(Strategic Planning)」を組み立てなくちゃならない、ということで図のようなフレームワークを紹介してくれました。「戦略(Strategy)」というのは、もともとは軍事用語でちょっとドライで固く聞こえるかもしれませんが、どんな組織にいても、どんな新しいプロジェクトをおこすにしても、そして自分の人生プランを設計するにしても、とても参考になる枠組みだと感じたので、順序だてて紹介します。以下の手順に従えば、かなりクリアに色々なプランを組み立てられることができるはずです。


1)まずはじめに考える必要があるのは、図のBです。「自分にとって、またプロジェクトにとっての成功、幸せとは何か。何を達成したいのか。これをクリスタルのようにクリアに定義する。」
2)次に図のA、自分の今いる位置についての適格な分析をする。現実的にどこに自分(たち)がいるのか、等身大の姿を恥ずかしがらず、しっかりと正直に観察する。
3)AとBの間にタイムライン(図のtime)とリソース(図のresources)を意味する直線をひく。TimeはどれぐらいでAからBへ到達したいのか。Resourcesはそのためにどんな人材、資金、その他のリソース(オフィス、机、コンピュータなど)があるのか、または調達可能かを考える。
4)AとBの間に波線を引く。波線の盛り上がった部分には、起こりうる最高のことを、波線のくぼんだ部分は、考えられる最悪の自体(リスク・マネジメント)を当てはめる。かならず何か不適当な事態はおきるから!だいたい70%うまく事が運べば、Bに到達することはできるから心配しすぎなくて大丈夫。

これだけです。プロジェクトを実行する時は、常に自分が設定したAとBを念頭に置く必要があります。当たり前のことかも知れませんが、自分(たち)の今の行動の善し悪しが判断できるように常に将来のビジョンを持つ(To always have the idea in the future, so that you can judge what you are doing now.)というわけです。途中で方向性が変わる(図のC)かもしれませんが、それはその時々で適切に対応します。ただ、あまり突飛な転換はチームメンバーにとって良くありません。基本は、No Surprises、一貫性を持つことです。そしてチーム・メンバーの役割と責任がいつも100%クリアであるように心がけます。

Saraは「私が尊敬しているリーダーは、どんな政治家だって企業の重役だって、これぐらい簡単でシンプルなプランを作成している。あまり複雑すぎるとそれぞれのディテールにこだわりすぎて、全体像が見えなくなってしまいがち」だと言います。なるほど。環境問題の解決を目指す色々なプランを立てるのにはもちろんのこと、自分のビジョンを実現するために少しずつ確実に歩んで行くのに役立ちそうですね!