Accountabilityとは

今日から、参加中の大学院コースのコアになるインターン(仕事をしながら経験を積ませてもらう代わりにただ働きをすること)が始まりました。一年間で環境や開発に関わる二つのNGO、二つの政府機関、一つの企業、計5カ所でインターンをするのですが、今日から1ヶ月は、その一つ目。配属されたのは、ロンドンの”AccountAbility”というNGOです。

“AccountAbility”とは、「説明責任」などと訳されるようですが、ようは企業やNGOが、その活動内容や会計報告を、社会や投資家にきちっと説明する責任のことを言います。”AccountAbility”を立ち上げたのは、CSR(Corporate Social Responsibility=企業の社会責任のこと。今、企業経営をする上ではなくてはかかせない理念で、業界では一種の流行のようになっています。)界では名高い、イギリスの仏教徒の経済学者、Simon Zadekさん。Buddhist Economistというだけで、追いつけ追い越せの経済ではなく、もっと社会に対してきちっと価値を還元して行く経済を目指そう、というニオイが感じられます。今日オフィスでお会いする機会がありましたが、とても温厚で謙虚な方で、スタッフの方たちと気さくにコミュニケーションをとっていました。どうやらこの人のリーダーシップでここのNGOは成り立っている気がします。実際イギリスのNGO業界では、何人かのインテリジェントかつ元気なリーダーがいて、その方たちが組織を、そしてNGOセクター全般をグングンと引っ張って行っているといった印象です。

“AccountAbility”は若干50人ぐらいのこじんまりとしたNGOなんですが、Simonをはじめとした数人のブレーンによって、素晴らしい仕事をしています。一番有名なのは、”AA1000″という企業のレポーティング・システムを作成したことです。”AA1000″は、企業が効率よく、自分たちの活動内容、会計報告、どれぐらい社会に対して価値を還元したのか、環境に対して配慮した活動をしているかなどを示す指標を分かりやすくまとめ、世界中の企業に提供しているんです。企業は”AA1000″を使うことによって、社会に対して自分たちの活動をきちっとアピールし、活動内容の透明性を高められる、というわけです。

さて今日から一ヶ月、”AccountAbility”でどんな経験が積めるんでしょうか?楽しみ!

AccountAbilityのサイト
企業の社会・倫理面をサポートする国際規格AA1000(日本語)
AA Assurance Standard (日本語)

Simon Zadek さんのサイト