あなたの家の無線LAN、大丈夫?

エコロジスト12月号で気になった記事に、「Wi-Fiの電磁波が健康に与える影響」というのがあった。「Wi-Fi」とは無線LANの標準規格のこと。無線LANに限らず、最近、電磁波の人体への影響が気になる私にとっては、見過ごせない記事。「テラも電磁波の影響を受けているのではないか?」と指摘されて以来、どうにも電磁波が気になるのだ。オルタナ第4号には、副編集長の木村麻紀さんも「電磁波が気になるので、携帯よりも10分の1に抑えられるPHSに変えた」と書いてあったっけ。日本ではまだまだ認知されていないけれど、ヨーロッパでは電磁波の危険性はかなり言われていて、英国政府は子どもの携帯使用を、またドイツ政府はWi-Fiの使用を控えるように警告したりもしている。便利なもの故、「まぁいいか」で終わってしまうことが多いのだけれど、そろそろ日本でも電磁波だらけの生活に、自覚的になる必要がありそう。

エコロジストの記事によれば、Wi-Fi(正式にはIEEE801.11)が世に出てきたのは1997年。電子機器同士を高周波の電磁波でつなぐ画期的な世界標準の技術として広がり、今やイギリスでは大人5人に1人が無線LAN掲載のラップトップを使用し、80%の中学校に整備されるまでになった。最近ではマクドナルドが全ての店で無線LANを使えるようすると発表。日本でも無線LANが使えるカフェなどが多くなり、ご多分に漏れず、私もラップトップを持参しては「無線LAN使えますか?」と店員さんに聞く事もしばしば。特に都市を中心に、自宅にいても外にいても、私たちは無線LANの周波数の中に暮らしているといっても過言ではなくなってきている。

無線LANの恐いところ。それはこの規格が全くのテストなしに世に出てきてしまったものだということ。普通、どんな薬でも長い試用期間や試験を経てから商品として販売されることが許される。しかし無線LANの場合は、掲載された商品の安全性などを証明する義務はない。無線LANがもたらす健康被害が一番最初に報告されたのは2000年。2003年にはシカゴの小学校に通う子どもたちの親が「子どもの頭痛がひどくなっているのは無線LANが原因だ」と訴訟をおこしている。

電磁波に関しての国際的なガイドラインを提示している「国際非電離放射線防護委員会(ICNIRP). (ICNIRP:International Commission on Non-Ionizing Radiation Protection 」という団体は、原子力産業に携わる人たちにより1950年に設立。恐ろしく保守的な機関で、現在使用されている電磁波のガイドラインは1998年に作成されたものである、というのだから驚き。

では….私たちは毎日どれぐらいの電磁波を浴びて生活しているんだろう?と思ったらこんな実験をしている人たちがいた。台所のクッキング・ヒーター、携帯電話、ワイヤレス電話(家の子機)、ドライヤー、掃除機、ホットカーペット、電車などなど…本当に私たちは多くの電磁波に囲まれて生活していることが良く分かる。

では電磁波対策の基本的なポイントと言えば、なるべく電気製品を使用しないよう心がける(我が家はこの冬からホットカーペットと電気毛布はやめました)、使う時は出来るだけ身体を離す、携帯での長話しはさけるなど。我が家も無線LANバンバン使いまくりだけれど、有線にしようかな….さらに詳しくお知りになりたい方は、こちらのサイトなど、どうぞ。特に妊娠中の女性は気をつけた方が良いかも。全てが危険!というわけではないにせよ、もしもの場合を考えてテクノロジーと自覚的につきあって行きたい。こんなベストを着て街中を歩かなくてはならないなんて、いやです!