明けましておめでとうございます

travel - 旅 Feb 11, 2008

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2月6日は、旧暦のお正月。この日、月は新月(ブラックムーン)で、一年の地球のサイクルが始まります。明けましておめでとうとざいます!今年も一年間、平和に地球が宇宙を回りますように。

日本ではお正月と言えば、グレゴリオ暦の1月1日。旧暦の正月は日本ではあまり大切にされていませんが、自然のリズムと同調して生活する、という時代の感性を目覚めさせる重要な節目の日です。

中国では一年の中で一番大切なお祝いごと。日本のお正月級、もしくはそれ以上の盛り上がりです。お店や交通など、全て最低4日間はストップするのだとか。中国には北京や上海以外にも、東京級の巨大な街が30個ほどあって、そこに地方からみんな(8億人ほど!)が出稼ぎに来ています。その人達が一斉に、離れた故郷の村で待つ家族のもとに集ってお祝いする一年で最大級のイベントです。それが今年は50年来の予想もしない大雪に重なり、交通網やコミュニケーション網がいっさい遮断。お正月休みに9日間も駅にスタックしてしまった人もいたとか…. あたたかで過ごしやすくのんびりしているタイから数時間北に言っただけで、そんなことになってるとは…と現実感が湧きにくいのですが、毎日BBCのニュースを見るたびに胸が痛みます。今中国は、都市への一極集中と経済の発展が、インフラの整備に追いつかないスピードで起きてしまっています。予期せぬことが起こるとそれに対応できない脆弱な社会システムが、今回の大雪で露呈されてしまったのです。

さてここタイも、中国系の人たちがたくさんいるのでバンコクのチャイナ・タウンなどでは、盛大なお祝いをするのだそうです。私たちが今来ているマーク島には中国系のタイ人はほとんどいないので、派手なお祝いごとはないのですが、6日と7日の朝に爆竹がなったり、Happy New Year!と言ったりする人もいました。
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私たちにとっては、同じバンガローに滞在していて仲良くなったイタリア人、サンドロの42歳の誕生日と重なったので、特別なお祝いの一日になりました。2日間続いたぐずついた天気も終わり、朝から海日和なのでテンションもあがります。バンガローの目の前のビーチに繰り出し、泳いだり、釣りしたり、本を読んだり、テラと砂で遊んだり。午後は砂浜を散歩して、半島に沈む夕日を味わいました。今年が終わり、また新しい一年のサイクルが始まり、明日また太陽と出会う。たっぷりと地球を感じた、最高の夏休みの様な一日でした。
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夜はタイVS日本のワールドカップ予選。家のリビングとかしている隣のレストランのテレビの前に集まって、みんなでビールを飲みながらの観戦。画面の向こうの日本は雪が降ってるではないですか!(日本、勝ちましたね!良かった、良かった)タイの人達も笑顔で、it’s okay〜!と言っていました。そして夕飯はサンドロがパスタをふるまってのパーティー。ここで仲間になったスウェーデン人カップル、フランス人の友達、サンドロのガールフレンドのイリーナ、それに私たちとバンガロー経営者。大きなファミリーで、テーブルにロウソクとお花を飾っての素敵な海辺のお祝いでした。
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これから始まる新年の一日一日が、宇宙のリズムを大切にする時間に満ちていますように。世界中の人たちが意識を地球に向けてつながっていきますように。自然が与えてくれたものに感謝して、いつも笑いを絶やさずにいれますように。そして来年の旧暦の正月はどこで迎えるか分からないけれど、今年のように家族や仲間と地球を感じる特別な日にできますように….そんなことを思いながらタイの孤島で新しい仲間と過ごした、今年の旧正月でした。

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