高尾山に登ってきました、坂田昌子さんガイド


はじめていってきました、高尾山。35年間東京近郊に住んでいるのに、一度も足を踏み入れた事がなかった場所。最近とても気になっていた場所。なんだか遠そうと思っていたけど、新宿から1時間もせずに行けてしまう場所。感想は….いやぁーただただもう感動。東京都にこんな素晴らしい場所があるなんて!緑が豊か、動物たちが豊か、生命の源である水が豊か。都心の超癒しパワースポットです。写真は、頂上にてポーズ!


そんなに大きな山じゃないんですけどね。標高もたった599メートル。頂上まで登るのに、ゆっくり歩いて2時間足らず。なのに、なんでも日本一植物の種類が多い場所で、その数1321種。屋久島だって800種類だから、最近話題のキーワード「生物多様性」からしたら、ピカピカ一番のお山です。歩いていて色々な種類の草花に遭遇するから、とても楽しい。高尾に移り住んだnebulavoめぐちゃんと木いちごを食べるの図。(ちなみに動物さんたちが食べた後なので、私たち人間さんも頂いて良いのだそうです。)


ハイキングコースの途中には、ほこらとかお地蔵さんとかたくさん。何でも高尾さんは1300年前からずーっと、人間と共生してきた山。頂上からは富士山が拝めるので、江戸時代には富士講と行って高尾山に登ることが流行ったとか。今でも滝修行をやる場所もあったりする。お山をぐるぐるまわってる天狗さんもいるんだってよ。畏れ多い神様の宿るお山なのです。


そんなことを色々と教えて下った今回の登山ガイドが、坂田昌子さん。こんなに素敵なお山に、今、圏央道という高速道路が貫通しようとしている。それも25年前の計画を、国交省や大手ゼネコンが無理くり涼しい顔をしてやり抜こうと、反対運動を押し切って強行突破しようとしている。今年の秋からは本格的にトンネルを掘り始めるらしい…そこで、坂田さんは2000年にNPO法人虔十の会を立ち上げて、活動を開始。反対!という「ネガティブ・メッセージ」ではなく、お揃いTシャツを着て国交省の食堂でご飯を食べたり、ワイワイデッキという溜まり場を作って一年間座り込みをしてみたり、あの手この手の「チャーミング・アプローチ」を駆使してムーブメントを盛り上げている。もう、なんてパワフルなおばさま!伝えたい事がたくさんあり過ぎて、ずーっとしゃべりっぱなしでした。


子供たちもたのしい、たのしい!自然の中で遊ぶのが一番です。


これ何やってるか分かります?水の音を聞いているんですよ。沢を背にして耳をダンボちゃんみたいにしてみると、あらら不思議。水の流れる音がサラウンドでよーく聞こえます。高尾は水の山。1億年前に突然、海底が隆起して出来たので、地層が縦になっていて水が貯まりやすいんですって。水が多いという事は、植物が多いということ。「命の布団」とも言われるコケにふんだんに水が貯まっています。

トンネルは現在、5メートルの穴を掘り始めています。すでに水が枯れてしまっている沢も出てきているとのこと。なのに「因果関係は解明されない」と、強行姿勢をくずさない国交省。坂田さん曰く、今年秋に予定されている衆議院議員選挙がカギ。民主党になれば、公共工事を見直してくれるだろうと。そのために今はエコ議員リストを作っているそうです。どの候補者が高尾山に味方しているか分かるんですって。(サステナのマエキタミヤコさんも作成中。マエキタさんも高尾山には熱心です。)大型公共工事は、もうノーサンキューでしょう?選挙の際は、エコ議員リスト要チェックですね。

祝島の原発、ヤンバダム、六ヶ所、辺野古の米軍基地….どれをとっても同じような話なのだけど、今までの論理で物事を押し通すのではなく、自然の摂理にかえって争いをやめ、調和のある方向に進んで行かなければならない時です。




こんな風に、みんなハグハグで!今までの痛みや対立も抱きしめて、自然の神様第一に歩んで行こうよ。A地点からB地点まで数分早く到着しなくたっていいじゃないですか。1300年続いている歴史をそんなことでつぶせないですよね。でも本当に信じられない事がまかり通っているので、もっと色々な人が知って、高尾山を訪れて、大きなムーブメントにしなくてはいけない。坂田さんの超ポジティブパワーとバイタリティーを見て、絶対それが可能だし、未来は明るいと思いましたよ!これは世界的な動き。時代はワールドシフト中です。


そして最後に訪れたのが、ツリーハウス!いやぁもう圧巻。apバンクから200万円借り入れて、ボランティア総勢500人で制作したんですって。みんなが集い楽しんでもらう場所を作りたかったという坂田さん。楽しいことがムーブメントを広げる鉄則。こんな素敵なイベントをしてるんですね。ちなみに借り入れたお金は、イベント費などで全て返却済みだそうです。次は拠点となるカフェを作りたいとか、坂田さんの夢は留まるところを知りません。


この写真はリプトンさん提供。高尾の新しいお仲間ありがとうございます。この日は、タフで優しい活動家、中園順子さんにも出会えて、私も意識が上昇した気分。色々な地域のサステナビリティー活動家たちが高尾山でつながれて、本当に本当にお山さんありがとう。これからもっと頑張るからね、と思った一日でした。