xChangeファッションショー、満員御礼!


photo taken by Takaharu Yanagida

2日空けてまだ興奮さめやらぬ丹羽順子から、6月22日に+ING Atticにて開催された、xChangeファッション・ショーのご報告です。

こちら収録動画を是非ご覧下さい!ショー自体は18分ほど。(出だしチベタンベルの音が聞こえず、最初は数十秒サイレントです)ソーシャルブリッジTVの湯川さん、グリーンTVがUstream配信と収録を担当して下さいました。

この日、会場の代官山+ING Atticは満員御礼!来場者とスタッフ合わせて総勢90名ほどが参加した、ファッション界の歴史に時を刻む(?!)インパクトのある感動的なショーとなりました。12名のモデルが着用した44体の服は、80%ほどがxChangeで交換された服。それも19日(ショーのなんと3日前!)から同会場で開催されたxChangeに参加した方々が持って来て下さった服でスタイリングする、というライブ感満載のショー。通常は服ありきのショーなのだけど、今回は全くその逆で、コンセプトありきのショーという前代未聞のファッション・ショーだったわけです!だからハラハラドキドキワクワク、究極のインプロビゼーションとドライブ感と創意工夫の連鎖!

ショーのテーマは”ONENESS”。今こそ、自然界や人とのつながりを取り戻したファッションや美容を表現しようということで、コアスタッフで話している時にふっと出て来た言葉です。

photo taken by Yasuhiro Yokota
今回のショーは、8名ぐらいのコアスタッフの意思疎通が本当に素晴らしかった。まさにONENESS。強いつながりや信頼関係から生まれる一体感が、制作現場に常にあった。同じビジョンをみんなが共有していたからこそ、短い制作期間で無謀なことが出来ちゃったんだと思います。

ショーのディレクター/スタイリストの野田治美さんとの波長はバッチリ!

photo taken by Ryuta Sato

当日、モデルさんにショーの概要や段取りを説明する野田さん。

photo taken by Takaharu Yanagida

ショーは7つのシーンで構成しました。人類とファッションの辿って来た軌跡を表現したつもりです。

シーン1:オープニング/お清めの儀式
キャンドルを持ったモデルさんが3人登場し、森羅万象の神々に祈りを捧げます。今回は、どうしても最初に、お清めの儀式をしたかった。私たちの「魂」と「場」のお清めです。服は、自由な魂のグローバルジプシーのために、オーガニックな素材とノンケミカル染料を用いた服をバリで制作するHIKARI GREENと、着物地などオリエンタルな素材に新しい命を吹き込んだHIKARI PURPLE。わざわざこのショーに間に合わせるようにサンプルを制作してくれて、バリから送ってくれました。


photo taken by Yasuhiro Yokota

チベタン・ベルの音色が響き渡る中、ガイアシンフォニー7番にも曲を提供している、長屋和哉さんという素晴らしいアンビエント・ミュージシャンの「かみくら」「兆し」というトラックでスタート。ショーの音楽は、akihiro hatano a.k.a Jamiが担当。xChangeを一緒に作り上げ、完璧な意思疎通が出来ているから仲間だから、作業はいつもとてもスムーズ。イメージしている世界観が音楽で深まり色づいてゆく瞬間に立ち合えたのは、すごく楽しい経験でした。

キャンドルは、天ぷら油を回収して燃料やキャンドルを制作しているTOKYO油田2017が提供。ショー当日はキャンドル・ナイトのキャンペーン期間中なので、どうしてもキャンドルの灯りをともした中でショーをやりたかったのでお願いしたんです。実際は撮影用に照明が必要になってしまったのでキャンドルはさほど目立たなかったのだけれど、ショーの雰囲気を盛り上げてくれたし、「捨ててしまうはずだったものを集めて、大切に使い続ける」というxChangeとTOKYO油田のスピリットが重なり合ったコラボレーションでした。

シーン2:トライバル/太古の叡智

レオナルド・エトーの和太鼓のリズムに合わせ、また途中からアフリカのプリミティブな声が重なり合う中、次々とモデルが登場。「一生一着」というほど服が大切に着続けれていた時代性とその当時の衣服を表現しました。キーワードは、太古、縄文、霊性の記憶、トライバルなど。ファッションは、野性的な感じで、素材も麻などの服を多用し、色味もベージュやカーキなどシンプルなもの。ほとんどがxChangeからピックアップした服ですが、コンシャス・レザーで獣風の服を作っているInarioのスカートも組み合わせました。



photo taken by Takaharu Yanagida

映像は、Alternative PhotographerのMirak∞lの色鮮やかで、どことなく和風なシブい写真の数々などをお借りし、表現。「かつて人間が、動物や植物と本当に話ができた時代があった」などテロップが流れ(ここら辺は、ガイアシンフォニー7番にかなり影響されています)、最後は小川櫻時くん制作のエクリプスの映像でしめました。


photo taken by Takaharu Yanagida



photo taken by Yasuhiro Yokota


photo taken by Takaharu Yanagida

シーン3:ダンス/消費社会の闇
大量消費社会の闇を描くシーン。ダンサーが革ジャンやキャミソールを着用し、黒のピンヒールを片手に持って、ふらふらと退廃的なムードで登場。着ているものを次々と脱ぎ捨て、演出として会場内の人に持ってもらっていた麻ひもの先で、自ら首を絞め、全てのものとのコンタクトを失い、アイデンテティーを失って倒れ込む…というダンスを披露しました。踊ってくれたのは、「公園バレエ」など独自のプロジェクトを展開中のバレリーナ、伊藤杏さん。音楽はラフマニノフの物悲しいピアノ曲。あぁ、やっぱりこういう時はクラシックだわぁ。情感たっぷりで、ショーが展開していきました。


photo taken by Yasuhiro Yokota

シーン4:ネイチャー/自然回帰
静寂の中、波の音(谷崎テトラさんがハワイでレコーディングしてきた音源)がフェードインして行き、”Listen to the ocean inside your body”のテロップ。2人の妖精が登場し、倒れ込んだモデルに優しくタッチして、このシーンが始まります。テーマは自然回帰、浄化、母性の復活、大地とつながりを取り戻した時代。ある意味、現代の時代、もしくは私たちがこれから向かおうとしている未来の時代なのかもしれません。


photo taken by Yasuhiro Yokota

服はオーガニックな優しい風合いの素材やレースやシースルー素材を用いたものがメイン。ツタをからませたコーディネートもあったり、ヘアにお花が飾られたりと、シンプルなコーディネートを引き立たせていました。


photo taken by Yasuhiro Yokota


photo taken by Takaharu Yanagida

今回ヘアとメイクを担当してくれたのは、boyのYUSUKEや康太、apish jenoのホーリーや、影山清子さん。限られた時間内にxChangeファッションショーのコンセプトを素早く理解してくれて、和気あいあいとした雰囲気の中、素晴らしいクリエイションを発揮していました。そして化粧品は、オーガニック化粧品の老舗ロゴナも提供して下さいました。ヘア・美容関係者にとっても、新たなファッションや美容について考えコラボレーションする場になったのかなぁと思っています。+ING Atticで開催したからならではの、つながりと展開に感謝です。

photo taken by Takaharu Yanagida

音楽はKissingという優しいダウンテンポのナンバー。映像は、地球環境の現状を伝える写真を無償提供しているプロジェクトEYEWITNESSの写真を多様させて頂き、その上に、now, simplicity, gratitude, purity, sustainability, whisper, organic, compassion, dreamなどの言葉を重ね合わせました。

photo taken by Takaharu Yanagida

今回、映像制作をしてくれた佐藤隆太くん。xChange始まった当初から一緒に作り上げている仲間で、よく写真を撮ってくれているのだけれど、今回はギリギリになって頼んだ映像制作を快く引き受けてくれて、本当に感謝感激。照明が明るいために、あまりはっきりうつっていないのですが、このシーンはそれでも見れるほうなので、是非チェック!9分ぐらいからのスタートです。

シーン5:モード/テクノロジーと自然の融合
Fashion for Developmentというビート感がありながらも優雅な一曲が流れる中、モノトーンのファッションでモデルが次々に登場。一番ファッション・ショーっぽい?シーンかと。このシーンは、今回のショーのスタイリストでもあり、ショーを実現された要の人物、野田治美さんが新しく始められた”Mode for Sustainable”というブランドのジャケットやシャツ、それに一点もののシルバー(「平和」「慈悲」「神聖」の象徴)のアクセサリーも織り交ぜられていました。



photo taken by Takaharu Yanagida

シーン6:クロージング/ハッピー&セレブレーション!
ラストは、人生の祝福。未来への明るい希望の光。大地とつながりを取り戻したファッションへのエール。というわけで、Bob MarleyのOne Loveに合わせてダンス!笑顔!Oneness!をコンセプトに、服もカラフルなポップなスタイルが目白押し!!!となる予定だったんだけれども、なかなかそこまで表現出来なかったかなぁ?最後に登場させて頂いた私もなんか固かったなぁ、なんで踊らなかったんだろう?と今になると思っちゃうのですが、もうこの時はイロイロなことがあって何がなんだか自分の中で収集がついてない状況でした….. とにかく無事、終了!出しきった!曲がりなりも世界観が表現できた!最後は裏方のフィッターさんも登場して、拍手の中、みんな笑顔で楽しそうだったことに変わりないです。


photo taken by Takaharu Yanagida

いやぁ、もう本当にバタバタで、ショーがそつなくプレゼンテーションできただけでも奇跡!全体的な演出の詰めが甘かったり、どの服がxChangeだったか分からなかったとか、20分間に詰め込みすぎて分かりにくかったなどのご指摘を頂いたりもしました。その通り。しかしほんとに演出の仕事って楽しい〜!ファッション・ショー、大変だけど、やみつきになりそうです☆

…で、ショーの後は、オープンマイクへと続きました。The Uniform Projectを紹介してくれたレオさん、明治学院大学でxChangeを開催している梨紗ちゃん、雑誌エココロの森若菜さんなどが短いスピーチ。他にもコフレプロジェクトの向田さんとか、BodyShopの藤田さんとか、Open Clothesの新井さんとか、ファッションや美容界隈で本気で進化中の色んな方がきて下さってました。

こちらはTOKYO油田の染谷ゆみさん。世界で「環境ヒーロー」に選ばれたすごい人です!

そして最後はxChangeをみんなで楽しむ!という長くあつく楽しい夕べ。

photo taken by Takaharu Yanagida

撤収終えて、倉庫に什器を戻して、家に帰ったのは朝5時!完全燃焼で燃え尽きました〜〜〜。

夜中2時頃、町田の倉庫で収録映像を確認して、その後、夜明けの中、海沿いをドライブして鎌倉に向かっている時、はじめてじんわりと達成感や充実感がわき起こってきて、かみしめていました。車を止めて海を見ていると、別次元に意識が完全にワープ。すごいことやっちゃったなぁという達成感(自画自賛!)、心からの幸福感、これからもっと遠く次なる次元に飛んでゆくんだという確信。かなりのハイ状態で、いろんなエゴや思いもきれいさっぱり浄化され、自然に抱かれながら、準備期間もふくめると1ヶ月半のショーの幕を閉じました。

葉山の野田さんの家に遊びに行ってxChangeのファッション・ショーしようよ、と盛り上がったのが5月ごろ。1ヶ月ちょっとの制作期間中、たかが20分弱のショーのために全力投球で、全く気持ちが休まらないこともしばしばで、精神状態があまり良くない時もあったりしました。ファッション・ショーって本当に準備がイロイロあって大変ということが、良く分かった!でもxChangeファッション・ショーはもう2年も開催のタイミングを狙っていた夢でした。野田さんとの出会い、そして周りの人たちへ情熱が感染したことによってショーが出来て、本当に嬉しいし感謝の気持ちでいっぱいです。今回のショーで、「古着(とコンシャスな服)だけでこんなにオシャレに楽しくかっこよくなれちゃう、ファッション・ショーまで出来ちゃう!」というメッセージが世界中に広がって行けば、そして微力ながらファッション業界に新たなサイクルが生まれるきっかけになれば、こんなに嬉しいことはありません。やった甲斐があります。

photo taken by Yasuhiro Yokota

やりきれなかったことも、たくさんあります。特に会場のAtticに迷惑をかけてしまったこと。閑静な住宅地の中にある場所であることに配慮する余裕がもてず、またそれがスタッフとして関わってくれた大勢の人たちに伝わりきらず、本当に申し訳ないことをしてしまいました。AtticはxChangeが花開いた場所でもあります。ショーに関しても、企画の制作、モデルやヘアメイクさんの手配、フライヤーやリーフレットの作成、飲食物の提供、照明、さまざまな運営管理などなど、いつもながら快く気持ちをたくさん込めて臨んで下さいました。もちろん場所も、毎回、無償提供して下さっています。これからもつながりを育みたい、大切なパートナーです。これからは関わる人数を制限したり、もっとちゃんと場所のコンセプトや使用上の注意事項を徹底させていきたい、そしてAtticらしいxChangeを続けて行ければ、と思っています。

そう!ショーの話ばかりになってしまったけれど、ショーに先立ち行なわれたxChangeも最高でした。あまり大々的に告知せず、知る人ぞ知るという感じで行なったのが良かったですね。佐藤隆太くんと石井真弓さんが写真を撮ってくれました。後日、xChangeのサイトに掲載したり、ゆくゆくはxChangeの本に出来たらなぁと思っています。

今回は新しいタグもお目見え!

メッセージを伝える看板もさりげなく配置。

会場内には、マナーガイドも。

photo taken by Ryuta Sato

おばさまからカメラマン横田安弘さんへ渡った柔道着。

素敵な笑顔もたくさん!

photo taken by Mayumi Ishii


photo taken by Ryuta Sato

今回は、尾崎亮太くんというデザイナーさんとコラボ!リメイクを中心に服作りをする若手先鋭アーティスト。xChangeの服の中でも素材として面白そうなものをピックアップしては、切ったり縫ったりして、すぐその場で即興リメイク。アーミージャケットの袖を切り落として縫い付け、ドレス風のコートにしてしまったりと、尾崎くんの手にかかればすっごくオシャレになってしまう、魔法のデザイナー!これからどんどんこういうアーティストとコラボして、古い服から新しい服を蘇らせることもやっていきたいです。

今回はxChangeの新しいロゴのお披露目でもありました。これまでxChangeを一緒に作っている仲間のみなさま、今回Atticに足を運んで下さったみなさま、ショーに参加して下さったみなさま、心よりありがとうございます!xChangeは、消費やお金やつながりや経済や豊かさについて考えさせられ、楽しく大きく軽やかにライフスタイルをシフトして行く魔法のキーワード。これからも盛り上げて行きましょう♡♡♡どんどん進化してハッピーバイブを広げて行きます!