娘が通い出したコスタリカの学校

コスタリカのノザラという街にやってきたのは、小学校に入学する娘に最高の学習環境を提供したいということで、わりとどこでも仕事ができる私としては、エイッ!と日本から地球の逆側まで来てしまったわけです。当初は、Del Mar Academyという、モンテッソーリの学校を検討していたのだけど、なんせ月7万円と授業料が高い、、、。これはいくらなんでもちょっと無理とあきらめ、第二候補として通い出したのが、Home School Beach Academy Nosara

英語とスペイン語のバイリンガルの学校で、生徒は3歳〜17歳、全学校で40人程度と、こじんまりとした家庭的な学校です。遊び場も素朴だけど、広々としています。ちびっ子たちも大きい生徒たちも、お父さんやお母さんもみんな知り合いなのが、小さい学校の良いところですね。

娘のクラスの生徒たち。総勢9名。コスタリカ人、アメリカ人、イギリス人、イスラエル人、イタリア人、ドイツ人、日本人と多彩。小学校1,2年生の混合クラスです。お昼ご飯やおやつも、外で食べます。

11月から入学して、ただいま3ヶ月目。授業料は月4万円。友達もたくさん作り、英語もだいぶ流暢になり、スペイン語も話し始め、何より毎日元気に登校して行く姿を見ていると、なかなか良い学校だなぁと思っていたのですが、先日、一人で勝手に授業参観してきました。

まず午前中は、算数。ミスター・クリス先生の授業です。びっくりするのは、このリラックス度!先生は、短パン、Tシャツ。そしてみんな裸足。机と椅子もあるけれど、だいたいこんな感じで、床の上にテキストを広げてお勉強。「写真を撮ってもいいかって?NO PROBLEM!!!」 少人数だから、一人一人の学びに合せて、先生が丁寧に面倒を見てくれます。今は二ケタの足し算を勉強中。頭だけではなく、カードやスティックなどを手で動かしながらの体験的な学びです。 子どもの集中力は長く続きません。1時間の授業内では、子どもたちは3人ずつのグループに分かれて、用意された三つのアクティビティを行ないます。ペアになったり、グループになったりして、20分ずつの集中タイム。こちらは足し算をしながらコマを進めるボードゲーム。 こちらはノートパッドを用いたコンピュータ上の足し算ゲーム。こうやって知らないうちに、子どもたちはテクノロジーを味方につけていくんですね。とにかく飽きる事を知らず、楽しそうな子どもたち。こういう学習方法を見ていると、日本の子どもたちはよく50分間も机に座っていられるなぁ〜と感心してしまいます。

算数のあとは、コンピュータの授業。(日替わりでヨガ、図工、音楽の授業)今はタイピングをならっていました。自分たちで作った紙のキーボードで練習した後、Dance Mat Typingというウェブサイトで練習。「学校ではまだやらないだろうから、自分で教えようかな」とまさにその前日に思っていたところだったのに、娘はもうしっかり習っているではないか!簡単な単語だったら、もうタイピングできる今どきの7歳。すごいっ。

15分間の外遊びの休憩時間のあとは、、、

ミス・ベロニカ先生のスペイン語の授業。私なんてチンプンカンプンなのに、娘は理解して、発言もしてましたよ。この成長ぶりには、驚愕です。

お昼ご飯を食べて、午後は英語と科学の授業。英語はミス・モニカ先生。この先生がまた情熱的で楽しくて、素晴らしいんですが、この後、びっくりすることが、、、

科学の授業は、ミス・フリズル先生だよ、と聞いていたので、どんな先生かと思って教室に入ると、、、

え?これってミス・モニカ先生が変装してるだけ?!いやいやこんなことってあるんですね、小学校で。「少ない人員で授業をやってるからね。生徒たちがあきないように、こういう工夫をしてるのよ。私も楽しむのが大好きだしね!」とミス・モニカ、いや、ミス・フリズル先生、、、。アメリカでは人気のMagic School Busというアニメに出て来る、クレイジーな先生のコピーなんだそうです。声のトーンも普段より高くしたりと、演技も入ってました。生徒たちもちゃんと、「ミス・フリズル先生!」と呼んでましたよ!

今週は、月や太陽や地球の配置や動きなどを学ぶ一週間。

自分たちで地球や月を制作し、模型で動きを確認しと、ハンズ・オンのアクティビティが多いのはすごくいいと思いました。夜には、海に集まって星の観察会も予定されています。

それぞれ制作したロケットを持って、大好きなロメイオ君とパチリッ!今日も午後8時30分〜午後3時まで、よく学び、よく遊びました〜。満足!

今回、授業参観をしてみて、大きな発見がいくつかありました。まず授業参観は親にとって、とても良い学びの機会、子どもの成長を知る機会だ、ということ。娘がどれだけ楽しんでいるのか、算数や英語はどれぐらいのレベルにいるのかを把握するのは、家庭学習での手助けになります。よく集中し、よく学び、よく冗談もいって笑い、よく助け合っている娘の姿を見ると、今の今は最良の選択だなと思えるようになりました。(月4万円の学費はちょっと高いけどねぇ〜。これは考えどころ)

それに学校って、なんだかブラックボックスになってしまっていて、分からないことが多い。親としても「まぁ学校に任せておけば大丈夫か」みたいな所もあるし、学校側もあんまり親に干渉されるのを好まない傾向があるような気がします。でも今は、教育全体の場を作り替えて行く時でもある。もっと親が積極的に参加してもいいじゃない。したほうがいい。忙しいからというのは言い訳にしかならない。「親の学校に関わる度合いが高ければ高いほど、子どもも育つ」という統計もあるようです。(というわけで、私は学校菜園プロジェクト!を始めることにしたんですが、それはまたのブログで)

そのほかの発見は、この学校の長所と短所がよく見えたこと。良いところは、なんといっても少人数制。一人一人の成長をじっくり見てくれています。それに先生が楽しんでるから子どもたちも楽しいし、クリエイティブに考えてくれてるからそれが子どもたちにも伝わっているところ。こんなリラックスしていて自由で楽しい学びの場ってほんとないんじゃないかと思うから、娘はすごく幸せだと思う。

(私にとっての)短所は、オルタナティブ度がまだ足りない!というところ。言ってみれば、普通のアメリカン・スクール。もっと大自然の中で、建物を作ってみたり、火をおこしたり、料理したりなど、生活の中から学べるような環境を作って、その中で親もふくめて学びあえたらな、と思う。最高の学習環境!にはまだ遠いけれど、まぁ悪くはないかなぁと思えた学びがたくさんの授業参観でした。