Slow Travel at Monsaraz

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「時がとまったような錯覚におちいる村」それがポルトガル南東部の小高い丘にひっそりとたたずむMonsaraz(モンサラーシュ)。ポルトガルで最も美しい村に数えられる小さな村だ。

Monsarazの村があるのはポルトガルの南東部、国境をスペインに接する穀倉地帯、Alentejo(アレンテージョ)地方。オリーブやコルク樫の栽培、陶器の生産などで知られるポルトガルの中でももっともポルトガルらしいと言える、素朴で田舎っぽいテイストが残るところだ。

Monsarazがある丘は標高332mとさほど高い丘ではないのだけれど、周囲がほぼ平地のため村のどこにいても、見渡す限りの360度パノラマビューが楽しめる。東はスペイン、西は遠くリスボンの街まで見えるのだろうか。下界にはオリーブ畑、コルク樫、山羊や牛の放牧場が永遠と続き、ところどころに小さなビレッジが点在している。

特に見どころがあるわけではないのだけれど、白壁の小さな家々がかわいらしい。昔は馬が走っていた石畳をのんびりと歩き回ったり、ペイストリーがおいしいカフェでお茶をしながらのんびりと楽しむのがいい。

Monsarazの歴史は古く紀元前にさかのぼる。最初はアフリカからやってきた人々が暮らし始め、その後、ムーア人、ローマ人、イスラム人と支配が変わり、軍事的に重要な拠点だったようだ。今ではすっかり下界から取り残されたような、ゆったりとした時間が流れているだけ。

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おすすめは、Monsarazの城壁からの夕日を眺めること。Monsarazは日帰り観光客が多いため日中は人が出歩いているが、夕日の時間になると人もまばらになり、杖を持ったりエプロンをかけたりしたご老人と一緒に腰かけておしゃべりを楽しむうちに、日はとっぷりとくれていく。ポルトガルの大平野の彼方、遠く大西洋に沈む夕日は格別だ。

Monsarazでの滞在:
Monsarazは30分もあれば歩いて回れる小さな街だが、わりと安く泊まれる居心地のいい宿はいくつもあるので、ゆっくりと滞在するのがベスト。ほとんどの宿は古い民家を改造したところで、友達の家に招待されたかのようなアットホームな雰囲気が味わえる。レストランも数軒あり、どこもおいしい郷土料理が楽しめる。

Monsarazへのアクセス:
ポルトガル南東部の街、Evora (エボラ)よりさらに東へ50キロメートル。EvoraからMonsarazへの道沿いはなだらかな丘陵地でオリーブの木々やぶどう畑、牛や山羊の牧場が連なり、まさに「ポルトガルの田舎」の情緒が楽しめる。ちなみにEvoraは、ローマ時代に建てられたディアナ神殿などが残っていて、世界遺産にも登録されている歴史街。