Fusion Festival 2009



今回のヨーロッパの旅のハイライトは、Fusion Festival!なんと6万人が集う、ヨーロッパ最大級の老舗野外フェスティバル。テクノを中心に、ライブバンド、トランス、ロックなどの音楽が楽しめるステージを始め、映画館や演劇シアター、キッズエリア、あちこちで繰り広げられるパフォーマンスやインスタレーション盛りだくさんの超充実のイベント。コンセプトは「4日間のハッピー・コミュニズム(4 days of holiday communism)」。「コミュニズム(共産主義)」と言うと???だけれど、「ホリデー・コミュニズム!」というと、理想的なのかも?!


テラも一緒だし4日間キャンプなんて無理だよなぁーと思っていたところを、ベルリンのSAL&Sayakaが見事、拉致してくれて、快適なステイ。会場は、ベルリンから北へ2時間ほど行った、広大な草原。元々は旧ソ連軍の秘密飛行場だった所をオーガナイザーが買い上げ、もう13年もパーティーを続けているそう。今はこんなに平和な光景。歴史を感じます。



会場内には子供が遊べる場所も満載!朝から晩まで、大人も子供も楽しめる遊園地です。キッズエリアには、ソーラーパネルで稼働する映画館もありました。


映画館や、結婚式場も?!


オーガナイズもバッチリで、終始気持ち良く過ごせます。労働局もあり、一日6時間働くと、30ユーロもらえる仕組み。Fusionは全くのコマーシャル・フリーで、企業のスポンサーは一切受け付けていないのもすごい。メディアもお断りで、純粋に楽しみにきて下さい、という潔さ。売上げは、ユース・プロジェクトや左翼の政治プロジェクトに使われているんですって。


陽気なフリークスたちに遊んでもらったり


ヨーロッパ全土から来ているアーティストたちのギグを楽しんだり



マーケットでは、タイヤのチューブをリサイクルして作ったベルリンのアーティスト、KaweDesignや、アムステルダムのRedeemade DesignのDavidと出会ったり


フランスから来たコメディアンのショーで爆笑したり、女性のトイレを簡単にする工夫?!を知ったり、


地下足袋でガンガン踊ったり(今回は足袋が大活躍!!!写真はテラ撮影です)


新しい友達が出来たり(日本人女性、みんな逞しくてかっこ良かったなぁー。kazue chan、ありがとう!)….いやぁもうほんと、書ききれないほど思い返すたびに鮮やかな楽しかった体験が満載です。開放しきって、良く遊んだ4日間でした。



そしてSayaka&SALのDJ!しっかりベルリンに音楽の根をはり、活動して3年目。ドイツのクラウドを、盛り上げていました。



会場内の食事も安くて、どれも美味しい。しかもなんと屋台は全てがベジタリアン!これは信じられないほど充実しています。ヨーロッパの文化の成熟度を痛感。


ゴミは….決して気をつけているとは言えないのだけれど、専用のゴミ袋に拾って所定の場所に持って行けば5ユーロのキャッシュバックがあるんです。さすがドイツの考え抜かれたシステムで、フェス終了時には綺麗に片付いていました。


ライブステージの最後のアクトは、日本のGOCOO!和太鼓のミニマル・サウンドに、ドイツ人らしく腕組みしながら微動だにせずの鑑賞だったけど、終わると歓声の嵐!!!


DANKE FUSION & FUSIONISTA!!!!!


FUSIONは「表現の自由と多様性を大切にする」というのが、オーガナイザーの信念。その通りに、一人一人がクラウドのことを思いやりながらも好き勝手に表現し、楽しんでいたのが印象的だったし、話した人それぞれが芯をしっかり持って生きている人たちばかりで、インスパイアされました。時代を作り替えるエネルギーが渦まいていた、まさに大人のハッピーギャザリング。リストバンドの裏側には、来年の開催日がすでに印刷されている(…というか4年後まで、既に決まっている)というのだから、本当に安心して臨めるイベントなのです。FUSION未体験の人は、2010年6月24日にドイツに集結すべし!

ヨーロッパの野外イベントは、1999年のルーマニア・Eclipse Party、2004年のポルトガルBOOM FESTIVAL に続いて、3回目だったけれど、今回の濃い経験を経て、ちょっと癖になりそうです…. thanks for all who made it happen!!!!!

>>> SALくんの2008 Fusion Festivalレポート。連れて行ってくれて、本当にありがとう!
>>>2009の写真。Flickrにて。great photos!!!!

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