「人生のポーズ」の意義

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カナダと日本の旅を終えて、コスタリカに戻ってきました。3ヶ月半の旅は、学びや感じとることがあまりにも濃く充実していたので、帰ってきてからはゆっくり消化する時間をとっています。私たち人間が何も手をつけなくても自然の摂理で完璧に躍動している大自然に抱かれ生活していると、体内時計がスローダウン、というか本来のリズムを取り戻していく気がします。

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2ヶ月限定ですが、ものすごく快適なおうちに住めることになったり、日本人友人ファミリーと一緒に共同生活させてもらったり。そんなこんなで、大きな広々としたオープンキッチンで、美味しい手作り料理を作ったり、ホームパーティーしてゆっくりのんびり楽しんでます。

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「最も大切にしたいのは、暮らし」「マインドフルに丁寧に暮らすこと」。これは改めて今回の日本滞在で受け取ったメッセージの一つ。それをしっかり実践するために、食事、子供との時間、友達との交流、瞑想やヨガ、自然の中に身をおくこと。一つ一つの何気ない瞬間を慈しみ、心から感謝を惜しまず、何はともあれ楽しんで暮らすよう心がけています。すべては感覚から!よりよい人生をデザインするための基本は、まずは自分のケア、愛する近しい人たちのケア。

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でもこの街は物価も高く、必ず日本から帰ってきて11月後半ごろからシーズンが始まる前は、「今年は何しよう」と不安や心配が尽きもの。何のあてもなくコスタリカに移住した私は、持ち前の?行動力、コミュニケーション能力、ポジティブ・シンキング、好奇心を発揮して、今までなんとかなってきたけれど、これといって生活費をまかなえるビジネスがあるわけでもない。

そんなわけでまわりの友達が稼ぎ出したりするとちょっと慌ててみたり妬んだりしてしまったり。でもそんな時こそ、自分にフォーカス。自分は何をしたいのか。何にパッションがあるのか。それを見極めて動かない限り、いつまでたっても幸せになれない。

特に私のようなタイプは、器用貧乏で終わってしまう。わさわさと目の前のことをやって時間を費やしてしまうのは、逃げでもあるし、第一、自分のポテンシャルをフルに発揮できていないから、もったいない。だから忙しいふりなんてするでもなく、少しの勇気をもって、あえて立ち止まってみる。もっともっとスローダウンして、「何もしていないこと」をあえて良しとする。

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これって特に勤勉で、働くことを美徳とする日本人にとっては苦手なことかも。私自身、ずっと走り続けてきた感じがするし、じっとしてると社会に置いていかれるような強迫観念もあったり。(なんて、そういう他人とくらべてとか評価とかからはだいぶ解放されたけれど)もう隠居生活?なんて周りからは言われたりする。そういうわけでもないけれど、ずっとコンスタントに働く(=この場合は、お金を稼ぐ)なんて誰が決めた?人生の強弱は、誰に言われるでもなく、自分で決めるものです。

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周りを見渡して、全てを俯瞰してみて、生活の基本的なことに美を見出して正しく生きると、見えてくるものって本当にあるなぁ〜と感じてます。今まで考えもしなかった仕事をやってみよう!と思えたりね。それを実践していくための準備には、たっぷり時間も必要。暇だと、思い切ったトランジションもしやすいのです。

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何もない「無」ということは、すべての可能性があることと同じ、とブッダも言っていますね。周りに惑わされずに、自分の心の中をしっかり見ていくと、それが自ずと分かってきます。それに不安や心配というものは、「自分」というものにエゴイスティックにフォーカスしているからこそ起こるもの。もっと大きな宇宙のフローといったものに身をまかせると、「自分は人類のためにどうサーヴ(貢献)できるか」という視点が備わってきます。

そして、I AM ENOUGH。私にはもうすべてある。そういう感謝の心持ち、無限の富がある(アバンダンス)という気づきの境地に入ると、「自分」がどうしたいか、ということさえ、あんまり関係なくなってくるような気がします。しなくてはならないことなんて、本当は何もない。全ての問題も、私たちの頭が作り上げているだけ。だからやるべきことは、本当に心からやりたいこと、愛していることを指針とするべきで、お金やステイタスや人からの評価を考慮して進むと「道」をはずしてしまう。自然の流れに沿って、生かされることを、与えられた場所で、精一杯にやるだけです。「未知」「将来のわからないこと」に対して不安ではなく、ワクワクと楽しみに待つ余裕を持つこと。全て「大丈夫」と信じて、今を輝かせること。

今回の日本の旅は「自分」ではなく「相手」にフォーカスしたファシリテーション、場作りというのを新たに試してみたところ、それが本当に心地よかったし、巡り巡って、結局は自分が成長することにつながっているという、喜びにもつながるものでした。「つながりの時代」「愛とコネクションが全て」ということを肝に銘じ、「人生のポーズ」を心おきなく満喫してこそ訪れる、人生変容の次のステージを楽しみに迎えたいと思っています。

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さぁ、コスタリカはこれから夏本番です!

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