音楽からの意識改革!コロラドのArise Music Festival

travel - 旅 Aug 14, 2014

Arise Music Festival ... What a "freaky super awesome" gathering! .... in a very American English way ;-) 

Held in a beautiful mountain foot of Colorado from Aug 8th to 10th, 2014, Arise Music Festival is an annual Music Camp-in Festival, their mission being "ARISE" in other words "Elevate" our consciousness, creation, and communities through music, yoga, healing, workshops, activism, art, dance, and all the other forms of expression & communication. Here's a quick review for the Japanese same-minded audience to share the incredible positive vibe there at this year's ARISE! ... sorry no English/Spanish ;-(  but you can enjoy the pictures & videos.

アライズ・ミュージック・フェスティバルは、全米一コンシャス!と言われるコロラド州のオーガニック農場で開催されている音楽+ヨガ、ヒーリング、各種ワークショップ、アート、ダンスなど様々な表現とコミュニケーションが花開くコンシャスなフェスティバル。今年2回目で来場者は4000人ほどと中規模なものの、意識の高いコロラド人を反映して、すみずみまで平和でハッピーでエコロジーな「気」が行き渡っている、とてもハートフルなパーティーでした。日本にも良質なパーティーがたくさんあるけれど、また別の次元でこだわりやクリエイティブが感じられるギャザリング。はるばるコスタリカから渡米し、3日間体感したレポートです!

 

開催された場所は、その名もLoveLand=愛の大地! コロラドの州都デンバー、またはコロラド(いや全米?)で最も意識の高い街ボルダーから、車でおよそ1時間とアクセスしやすいのも魅力。街からひょひょい、と行けます。 

広々としたSunrise Ranchというオーガニック農場が開催地。この場所事体、普段からスピリチャリティーを高める各種のリトリートや教育コースを実施しているだけあって、エネルギーがとても高く感じました。遠くにはいつもくっきりとロッキー山脈が臨めます。このスケールのでかさ!さすがアメリカ。 

わがベースキャンプ。隊長はボルダー在住4年のだいちゃん。マルチに大活躍している顔の広いおにーさんです。日本人だけど地球人、いや宇宙人の粋をいってます。おかげで快適きわまりないキャンプ滞在。ありがとう!   

初日8月8日は「エルダー・ビレッジ」でネイティブ・アメリカンのセレモニーから始まりました。「この土地と結びつき、この場所に命があることを祝い、一人一人の可能性を広げて輝き続ける3日間となりますように」。ホピ族やナバホ族がもともと暮らしていたユタやネバダは、コロラドからもすぐ近くなのです。  

会場内のデコレーションもナチュラルでシンプルでメッセージ性が高いものがたくさんありました。ジャンク・アートもたくさん。  

音楽のステージは四つ。ブルーグラス、ダブステップ、ヒップホップ、ジャムバンド、トランス、クラシック、アフリカンドラム、フォークなどなど、本当に多彩なジャンルで飽きさせません。ある音楽ジャーナリストは「ニュー・ヒッピー系」という言い方をしてました。半数以上が地元コロラドのミュージシャンというわけで、その層の厚さに感動!私のおすすめは、Everyone Orchestra (feat. Steve Kimock!)とYamnというバンド。ハイエナジーで、あがった!

お客さんも若いヒップホップ系の子たちから、気合いの入ったおじさんやおばさんまで様々。ここら辺の層の厚さはアメリカのフェスならではですね。そしてみんな陽気でそこぬけにハッピー!アメリカ人はビール飲んだくれてゴミもそこら中に散乱させて、という勝手なイメージがあったけれど、アライズではみんなすごく気持ちよくお行儀よくゆずりあい助け合い過ごしてました。 

ステージでは、音楽以外にもアクロバット、ダンス、ポエトリーリーディングなど、様々な表現手法が見れて面白かったなぁ〜。こちらはFractal Tribe。アクロヨガ、エアリアルダンス、ポイ、マジック、サーカス、演劇などを手がける地元のクリエイティブ集団。 

ビデオを長回ししていなくて、残念!(too bad.. only a short video!!! urgh) 

二日目の午後。オーガナイザーのうち、バックステージやアーティストケアを手がけるジェニファーとアリーに聞いてみると「とてもスムーズに進んでるわ!至るところでいろんな出会いがあり、みんなの意識があがってる気がするわ」「アライズではヨガやワークショップなどの充実も大きな柱なのよ」とのこと。

そして、ヨガ。アライズは音楽やパフォーマスだけではなく、参加型のコンテンツがたくさんあるのだけど、その中でも会場を見渡す場所に建てられた巨大なヨガ・テントでは、朝から晩までアシュタンガやヴィンヤサなど様々なタイプのヨガが時間ごとに行なわれていて、参加者も100人以上!全米でヨガが盛り上がってると聞いていたけれど、ここまでとは!「音楽フェスに来て、はじめてヨガをやった」という初心者も多く、これぞ「意識のアライズ」につながっているしかけ、という訳です。生演奏のキルタンでそよ風の中で行なうヨガは、最高潮にリラックス〜。気持ちよかったです。 

はてまたヒーリング・ビレッジでは、太極拳、ダンス、チャンティングなどのセッションがたくさん。こちらは「セクシャル・ヒーリング」と呼ばれるワークショップ。自分の内なるエネルギーを意識し整えるワークを実践中。(わたしはあまりの心地よさに爆睡してましたが、、)この手のニューエイジ系のコンテンツは、さすが全米一意識の高いと言われるコロラドならではの、深みと幅! 

ワークショップ・エリアも大充実です。占星術、代替医療、チャネリング、古代の伝統儀式、パーマカルチャー、アクティビズムなどなど、興味のあるコンテンツがびっしり、、、。 

それからやっぱりコロラド!2000年に医療大麻をいち早く合法化し、レクリエーション使用に関しても先頃、アメリカで初めて合法化に踏み切っただけあって、宣伝や啓蒙ブースも五つぐらいあったかな?中でもBoulder Wellness Centerは、フェスティバルのスポンサーにもなっている会社でブースも充実。 

コロラドでは大麻の栽培は一人6株まで認められている、ということで自家栽培を推進しているThe Grow SchoolのCEO、David DeGraff氏に話を聞いてみました。コロラド、きてます!!! 

ほんとここまで音楽以外の意識の高いコンテンツが充実している音楽フェスは、始めての経験。毎年フジロックフェスティバルでMCをさせてもらっているのだけれど、アバロンステージのスピリットと似たバイブスが会場全体に広がっている心地よさでした。しかも開催者も出演者もお客さんも、だいたいがコロラド人。ローカルなコミュニティーだけで、ここまでのレベルのイベントが出来てしまうのって、さすがコンシャス度全米一位とさえ言われるコロラド州。底力がすごい!それもみんなクリエイティブにおしゃれに楽しんでやっているから、伝わりやすく広がって行くんですよね。

ではイベント全体の環境対策は?自称「アースマン」に聞いてみたところ、「まぁ半々だね。でもアライズは最高にごきげんなフェスティバルだね!」とのこと。 

こんな14歳のネイティブ・アメリカンの青年も、ステージでラップしてました。普段から環境啓蒙活動をしている若手のホープ君。地元デンバーでは有名人。 

一番関心したのは、会場内では飲料水のペットボトルの販売をしていないということ。そのかわりに給水用の大きなコンテナが至るところにあって、それをリフィル用に使うのです。ペットボトルを散乱させないための工夫です。 

ペットボトル使用料を減らしたい大きな理由は、アライズが「フラッキング」(岩盤に高い圧力で砂や化学物質が含まれた水を送り込み、岩盤に割れ目を生じさせ、その岩盤の中に含まれている天然ガスや石油を採取する手法のこと)の問題をとても重く受け止めているから。コロラドではとても大きなイシューとして反対活動が高まっています。 

それから会場にはシャワーなどの備え付け設備がないため、フェスティバル用に"BATH HOUSE"という場所が作られていました。「聖なる水に感謝しよう」という思いがつまった素敵なシャワー施設でした。 

全てのゴミ箱には、テントがかぶせてあって、可愛い!会場内にはゴミがほとんど落ちてないのも関心でした。全体的にゴミが本当に少なかったな。私たちも、だいちゃんの「ビニールは持って行かないようにしよう」という意見にのって、(ほとんど)プラスチック、持って行かなかったし。 

使用電源は一部だけどソーラーでまかなわれていたし、うん、さすがアライズ、ほかのフェスとくらべて一味も二味も深くて次をいってるな!という印象。子どもたちが遊べる「キッズ・ビレッジ」も始終、のんびり楽しい空気に包まれていたし、ほかにも「ソリューション・ビレッジ」というエリアでは、代替エネルギーなどを紹介するブースがあったり、アート作品を見せてくれるテントも完成度が高かったし、、、3日間、見所満載でした。  

プロデューサー陣の記者会見もちゃんとあって、「仲間うちで和気あいあい楽しんでる感じ」と「プロ意識で仕事として真剣に臨んでいる感じ」の絶妙なバランス感が良かったです。プロデューサのティエロ、いい事いってます。あつい!  

この人、ミュージシャンでもあって、地元の仲間たちと良い感じでグルーブしてました。 

空には満月がうかび、気づくとフルオンのダンスフロアにいて、念願のアメリカのフェスで41歳の誕生日を迎えられるなんて〜と、ただただ興奮と感謝の気持ちでいっぱいでした。  

海外のパーティーと言えば、2004年にいったポルトガルのBOOM FESTIVAL、2009年のドイツのFUSIONもなかなかエピックだったけれど、コロラドのARISEは小粒ながら牧歌的かつ刺激的。カラフルな音楽もそうだけれど、ARISEというだけあって意識を一レベルも二レベルも「あげる」という地元のみんなの思いが至るところに浸透している未来型フェス、それがARISEでした。 

さて、お次のフェスは、、、バーニングマン。 ただいま絶賛、準備中ですっ! 

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